弘仁13年(822年)、かつて“薬子の変”で敗れ、出家していた平城上皇に結縁灌頂を授けた空海は、
弘仁14年(823年)になると嵯峨天皇より
“東寺”を賜る。

かつて平安京には、
“東寺”“西寺”
という、王城鎮護の為の、対になる官寺が在ったという。

空海が賜ったのが、このうちの、都の東側を護る東寺であった。

東寺は、平安京における真言密教の修行道場となり、
現在では、
国宝や重要文化財を数多く擁する
“真言宗東寺派”の総本山として存続している。


歴史は常に動いている。