インド僧・般若三蔵からサンスクリット語を学んだ空海は、次に同じ長安にある青竜寺を訪ね、恵果の師事を受けたという。

青竜寺の恵果とは、不空三蔵から金剛頂経系の密教、そして玄超からは大日経系の密教を学び、当時の唐における密教の第一人者であった。

この青竜寺において、恵果は空海に、
1000人の弟子を飛び越えて密教の全てを伝授したという逸話があるそうだ。

空海の有能さを物語る話である。


歴史は常に動いている。