『旧唐書』『新唐書』共に、“倭”から“日本”への国号変更についての記述があるのだが、日本からの使者が聞く度に違う事を言うので、唐側は国号変更の理由・過程を疑っている旨も書かれている。

日本からの使者が言っていた国号変更の理由や過程を羅列してみよう。

★1.倭という呼び名が雅やかでない事を嫌って日本と改名した。
(旧唐書日本国条・新唐書日本国条)

★2.太陽の昇る彼方にあるので、日本という名にした。
(旧唐書日本国条)

★3.日本はかつては小国だったが、倭を併合した。
(旧唐書日本国条)

★4.日本は小国だったので、倭に併合され、その後、倭が日本という国号を奪った。
(新唐書日本国条)

特に、3と4は真逆の記述なので、謎は深まる…


歴史は常に動いている。