宋…と言っても、チンギス・ハーン~フビライ・ハーンの大帝国・元に滅ぼされた宋では無い。

今回は晋王朝衰退の後に訪れた、中国南北朝時代の南朝“宋”の史書について考えてみたい。

晋書の邪馬台国の記述から実に147年後、久々に大陸の史書に出て来る倭人・五人の倭国王。

“讃・珍・済・興・武”

この五人の倭国王の名が記されている史書、
『宋書』夷蛮伝倭国条によると、南朝宋が成立した一年後の421年、倭王“讃”(倭讃)からの朝貢が有ったという。

しかしながら南朝宋に対し、“倭讃”と名乗った倭国王をはじめ、讃・珍・済・興・武といった名と、南朝宋に朝貢した事が、日本書記等の日本側の記録には一切記されていないのが不思議なところである…


歴史は常に動いている。