BC50年頃、日本の記述が初めて大陸の正史に出て来る。

後漢の班固という人物が前漢の時代の歴史を書いた
『漢書』の中の、地理志
に、僅かながら。

“楽浪海中に倭人有り。
分かれて百余国を為す。
歳時を以って来たりて献見すと云う。”

当時、日本列島は弥生時代中期とされているが、複数の遺跡発見により、多数の小集落が存在していた事は確認されている。

なにぶん、日本側の文字資料が無い時代の事なので、調べるのは困難を極めるのだが、幸か不幸か、海の向こうの国家の正史に記録が遺されていたのである。

勿論、海の向こうの史書にも、信頼性の高い物、低い物…様々あるので、注意が必要であろう。


歴史は常に動いている。