805年、桓武天皇は藤原緒継の意見を聞き入れて蝦夷征討を一時停止するが、これは完全なる勝利&終戦だったわけでは無く、都に戻った坂上田村麻呂は臨時の職である征夷大将軍であり続けたようである。

直後、戦功によるものであろう。田村麻呂は国政に参加できる参議に昇進。そして翌年には中納言昇進、その翌年には右近衛大将にも任じられ、都の治安維持にも当たるようになったという。

その二年後、809年、事件は起こる…


歴史は常に動いている。