764年、藤原仲麻呂は謀反の嫌疑をかけられ、正規軍と戦い命を落とす。(恵美押勝の乱)

しかし、仲麻呂が推進した東北への入植計画の結果、その死から10年を経てから、ついに武力衝突が起こってしまう。

774年、蝦夷による桃生城(ものうじょう)への攻撃が始まり、780年には蝦夷首長・コレハルノアザマロによる大規模な蜂起で多賀城が攻略され、陸奥按察使(むつのあぜち)・紀広純が殺害される。

この桃生城攻撃から始まる長きに渡る東北での戦いが、後に、
“蝦夷三十八年戦争”
と呼ばれるようになる…


歴史は常に動いている。