バーリ･トゥード？

日本書紀、垂仁天皇紀（第11代）の中には様々なものの紀元が書かれているが、今回は“相撲”の紀元に注目したい。

“タギマノケハヤ”という力自慢の話を聞いた垂仁天皇は、わざわざ出雲から、これまた力自慢の“ノミノスクネ”という者を呼び寄せ闘わせたという。

この闘いは凄惨を極め、互いの蹴り･突きが交錯し、最後はタギマノケハヤを抱え上げ背中から地面に叩き付け（ボディースラムか！？）、更にその肋骨･腰骨を蹴り砕いた（映画の中でブルース･リーがトドメの一撃で見せた、アレだ！）ノミノスクネが勝利したらしい。

これが本当に相撲なのだろうか？
まるで、バーリ･トゥード（全てが有効という意味）ではないか！？
柔術や骨法の紀元ではないのか？

等という表面的な疑問はさておき、一つ忘れてはならないのは…
この時も朝廷は“出雲”の力を借りているという事だ。
やはり侮れない存在“出雲”！


歴史は常に動いている。