かつて南九州に拠点を置き、大和朝廷と幾度も戦火を交えた『隼人』(ハヤト)と呼ばれる人々がいた。
彼等は、あの天孫ニニギの子“ウミサチヒコ・ヤマサチヒコ”兄弟の兄、ウミサチヒコの子孫とされている。
互いの道具を交換し、馴れない仕事をした結果、兄の釣り針を紛失したヤマサチヒコ。
それに対し、自分の釣り針を探して来いと言って許そうとしないウミサチヒコ。
結果、海の神“オオワタツミ”の介入その他、紆余曲折あった上で、兄ウミサチヒコは弟ヤマサチヒコに屈服するのだが…
この話、出雲の時と同様で、祭祀を司る“呪術集団”であった隼人の人々を根絶やしにするのではなく、どうしても支配下に置きたかった大和朝廷側が懐柔政策の為に用意した作り話だったのかも知れない。
そもそも、兄との道具交換を提案した挙げ句、兄の釣り針を紛失した弟ヤマサチヒコがあの争いの元を作ったのだから、何とも理不尽な話ではあるが。
歴史は常に動いている。
彼等は、あの天孫ニニギの子“ウミサチヒコ・ヤマサチヒコ”兄弟の兄、ウミサチヒコの子孫とされている。
互いの道具を交換し、馴れない仕事をした結果、兄の釣り針を紛失したヤマサチヒコ。
それに対し、自分の釣り針を探して来いと言って許そうとしないウミサチヒコ。
結果、海の神“オオワタツミ”の介入その他、紆余曲折あった上で、兄ウミサチヒコは弟ヤマサチヒコに屈服するのだが…
弟ヤマサチヒコの血統が後の皇室へとつながって行くのだが、兄ウミサチヒコの血統は南九州に定着し、隼人(ハヤト)の祖となったという。
この話、出雲の時と同様で、祭祀を司る“呪術集団”であった隼人の人々を根絶やしにするのではなく、どうしても支配下に置きたかった大和朝廷側が懐柔政策の為に用意した作り話だったのかも知れない。
そもそも、兄との道具交換を提案した挙げ句、兄の釣り針を紛失した弟ヤマサチヒコがあの争いの元を作ったのだから、何とも理不尽な話ではあるが。
歴史は常に動いている。