アナタが義務教育中だった頃、社会科の歴史系教科書に出ていた『古墳』について…

教科書によく出て来たのは、たいてい、“〇×天皇陵”だったに違いない。
この“天皇陵”に指定されてしまう事が、実は学問にとっては障害になる事があるのだ。

歴史学や考古学の観点から、遺跡や古墳は通常“文部科学省”の管轄になる。
この場合、必要な調査は大抵認められるのだが、一旦“天皇陵”に指定されてしまうと、よほどの事が無ければ一切の学術的調査・発掘がほぼできなくなる。

なぜか?

それは…

“天皇陵”に指定されてしまうと、管轄は宮内庁となり、高貴な存在であるからして発掘調査などもってのほか、となってしまうからである。


うがった見方をすれば、もし、そんな事をして不都合な真実が出て来てしまったらどうするのか?
と、恐れる人や勢力があるのかもしれないが…

ただ、もし天皇陵と指定された古墳の発掘調査が認められれば、歴史上の謎が解ける可能性もある。

学界だけでなく、政界にもこの様な問題に興味を持って欲しいものだ。


歴史は常に動いている。