
鎌倉の話題をひとつ。
この状況をニュース映像で見た人は多いだろう。
鎌倉の鶴岡八幡宮の巨大なイチョウの木だ。いや、正しくは木の切株か。
ある強風の夜が明けると、なんとこの大銀杏が倒れていたと騒ぎになった、あの場所。
今から800年程前の事、鎌倉幕府三代目の将軍“源実朝”が、『親を殺したのは実朝だ。』という北条家からと思われる偽情報を信じた二代将軍頼家(実朝の兄)の息子“公暁(くぎょう)”によって暗殺された現場である。公暁はこの巨木の陰に隠れていたらしい。
今、若い芽がこの切株から伸びている。
まだ、終わってはいないぞと言わんばかりに。
歴史は常に動いている。