先生からいただいた目からウロコのアドバイスを早速実践に移し、工程の最後、霧を吹くところまでは自画自賛したくなるぐらい順調だった。
不器用なりに美しく成形できた生地。
そこに気分良くクープを入れ、写真を撮った。
このあと霧を吹き、耐熱グローブをはめてピザボードを持ち、オーブンの扉を開けようとして振り返ったら奴がいた。
庫内温度が下がり始めた下位モデルの石窯が
振り返ったら扉を開けるまでもなく、庫内灯に照らされたメーターが220℃に下がってるのが見えた
うそじゃ。
ついさっき、5分前まで250℃じゃったじゃん。
わざわざホイロのあがり計算して予熱入れとるのに。
指戻り確認してクープ入れて写真撮って霧吹いた、たったの5分で下がるか?
こっちはその5分計算に入れて予熱入れとんじゃい
その5分で270℃にまで上がって、それから下がり始める仕様じゃなかったんかい。
先月まではそうじゃったじゃん
それで260℃とか270℃とかで窯入れ出来とったじゃん。
高温で窯入れ出来とったじゃん。
カンパのクープ、パカーンと開かしとったじゃん。
私たち、仲良くしとったじゃん。
ねぇ石窯、いったいいつからそういう仕様になったん?
夏は250℃が限界なん?
下位モデル呼ばわりするからへそ曲げたん?
それとも暑いからって諦めたん?
約束が違うじゃん!!!
・・・いかん
下位モデルに悪態ついてる場合じゃない。
とっ、とにかく入れねば💦
急いで扉を開けた。その瞬間、210℃に下がりやがった
ハードパンを低温焼成するとこんなんなるという見本をまた焼いてもうた
クープは開いてないわ高さは出ないわ
もちろん内相は見るまでもない。
カモノハシというより鼻先の丸いゴン太君。
これを高温で窯入れ出来てたら、どんな焼き上がりになったことか
先生、来週あたり反省文のような復習レポートをお届けします。
え?いらん?
またリベンジせねば。
下位モデルよ、待ってろよ、こんちくしょーめ