日本史的覚書 -29ページ目

日本史的覚書

史跡をめぐるのが趣味な奴が更新します 

今日の近代史と女性史の時間に

徳富蘇峰・徳冨蘆花についてそれぞれ触れられたので今回は彼らについて書こうと思う



徳富蘇峰(1863~1957)

評論家。名は猪一郎。熊本洋学校・同志社に学ぶ。民友社を創立、

『国民之友』『国民新聞』を創刊して平民主義を主唱した。日清戦争を機に国権主義に転じて

対外膨張の帝国主義・国家主義を主唱した。敗戦後はA級戦犯容疑者、公職追放。

主著『将来之日本』『大日本膨張論』のほか、『近世日本国民史』100巻など。


※平民主義

鹿鳴館に代表される貴族的・表面的な欧化主義や保守的な国粋主義を排して、平民

(地方の実業家)による生産的社会の建設と近代化(欧化)を達成しようとする思想。



徳冨蘆花(1868~1927)

小説家。蘇峰の弟。キリスト教徒、トルストイに心酔し人道主義に立つ。『不如帰』によって

ベストセラー作家となる。


「日本史B用語集」(山川出版社)より引用




『不如帰(ホトトギス)』

結核にかかった嫁を「家」のために母親が勝手に離縁してしまうという話で

実話を基にしている。


「家」よりも「人情・愛」の方が大事だという観念を読者に植え付けたそうだ。


ええ話や…



徳富兄弟は、職は違えど、

共に最前線の考えを持っていたことが分かる



・・・

日本の人物これからも取り上げていきます

極力マイナーな人ww




【回想録】


1時限目 日本近代史

あのあんこミルクプリンでお馴染になった先生の授業 今日で3回目だが


内容云々よりも先生の言動が面白くてツボにハマる

…授業を受けている我々よりも先にツボにハマるww


今日はやけに、噛んでいた

「早速」を「しゃっしょく」と言ってみたり…何か疾しいことでもあるのかww


今日、学んだことは

伝記に描かれている人物は、誇張している場合が多々あるということ


井上馨は「100石取りの中士」にも関わらず、「貧しい家の出」と書かれることがあるのだという

(全部が全部という訳ではないが)


素朴下級武士論というのがある

①中央・地方官の役人

②明治の功臣

③伝記的イメージ

④軍事的側面    


下級武士が役人として登用されるには

ある程度の知識と教養を持ち合わせていなければならない


したがって、それほど貧乏ではないのである

(こういう言い方もどうかとは思うが)



2時限目は休講



3時限目は日本女性史

前回に引き続き明治期の国家と女性について


まず、前回見ることが出来なかった、唐人お吉の墓の写真を見ることが出来た

初代の墓に刻まれた文字は、削り取られていたようで

「らしやめん」だったお吉を疎ましく思った者らが削ったとされている


また、先生は、玉泉寺の写真も見せてくださった

そこには牛乳発祥の碑があり、

お吉が、病のハリスのために禁を犯して和牛の牛乳を飲ませたと伝えられているそうだ


お吉は、本当に尽くす女性だった…



さて、本題


明治10年以降になると、欧化主義的思考から復古主義的思考への移行がはじまった

ボアソナード草案の民法に穂積八束が「日本の世相に合っていない」と主張


民法典論争を経るも、ボアソナード草案の民法は採用されなかった



1898年 明治民法 公布(6月) 施行(7月)


明治民法の「第四編」には夫婦同姓が掲げられている

それまで夫婦は別姓だった


明治民法施行前における妻の氏は

「嫁スルモ仍ホ所生ノ氏ヲ用フ可キ事」とある 



すなわち結婚しても妻は姓は変えないということだった


今現在、夫婦別姓に反対する人の中には「夫婦同姓は古くから言われているから」と

仰る方もいるそうだが、夫婦別姓の時代があった、という事実があるので

「古くから言われているから」というのは理由が薄いものになってしまう


また、刑法における女性の扱いは酷いものだった


妻の不倫は姦通罪 また、女性のみ墜胎罪というものがあった

男性の遊郭での遊びは認められたのにも関わらず、女性は浮気禁止


なぜなら、早い話女性は、男子を産む機械とみなされていたからである



女性が浮気相手との間に男子を作ると

その男子は夫ではなく浮気相手の後継ぎとなってしまう


それを懸念して女性の浮気、というものは認められなかった

夫の言うことは絶対服従 姑の言うことも絶対服従

嫁は、肩身の狭い思いで生活していたようだ


嫁の仕事は、家事全般、そして男子を産むこと

男子が生まれなければ、「石女」と言われたり、離縁させられることもあったという


「男は仕事、女は家事」という考えも

この時期に生まれた


いわゆる家父長制、近代家族のはじまりである




明治期の女性たちは、大変な苦労をしてきた

恋愛にしても自由がない



与謝野晶子は例外であるが…


今からすれば、彼女は女性の美しさを「みだれ髪」に綴ったり

「君死にたまふことなかれ」で反戦論を説いたりと

進んだ考えを持った女性だったと思う



いずれにせよ、明治を生き抜いてきた女性は、本当に強い…




今の女性も素晴らしい人いっぱいいるけどね















2時限目が早く終わったので、

回想録(4)で登場した1、2時限目の先生の研究室に友人とお邪魔した


先生の研究室は、酒瓶と書籍で埋め尽くされていた


先生は、酒豪である

なんの関係もないが、東北大卒



トンペイかつノンベエなのだ (ただこれが言いたかっただけ) 




酒瓶が陳列している棚をみると、そこには…



「まんさくの花」が!!



先生、私の地元の地酒、飲んでくださったんですね!!

ありがとうございます≧(´▽`)≦



「まんさくの花」、夏休み中友達と飲んだばかりだったから、なお嬉しい



そして、膨大な数の書籍の中から、私は発見してしまった



「先生!家に同じ本あります!!」



実は、その本、先生の授業の期末レポートの参考にしたんですよー^^

と言ったら、先生は


「おつかれさまー」と言ってくださったww





先生のゼミには、ゼミ長は存在しない

代わりに組長がいるという 組長の下には副組長…その下には特攻部長、若頭がいる


決して暴力団ではない 念のため


初代組長が考案した規約というものも貼っており、

吹かずにはいられなかった



「特攻部長は皆より先に酔いつぶれる不可」 とか


…特攻部長はどうやら、宴会部長的ポジションらしい




他にも変わった装飾が施されていた

書籍の前に紙ねんどでつくられた鳥居が数個飾られていたのだ



「先生、これ、何ですか?」


「ああ、教養ゼミで作ったんだよ」



本当は、皆バラバラのものを作るはずが、

この日ばかりは全員が「鳥居をつくろう!!」という雰囲気になったらしく、作ったそうで


研究室がまるで神社のようww



個性が光る研究室だった











【回想録】


今日は久々に5コマ授業を受けた


1時限目 歴史考古学

平泉と奥州藤原三代について学んだ


奥州藤原三代の礎を築いたのが、藤原清衡である

詳しい説明は割愛させていただく


清衡といえば、前九年役、後三年役がつきもの



山北三郡を支配する清原一族の内乱(=後三年役)は

私の地元周辺で勃発した


秋田県南部に「後三年駅」がある

歴史的予備知識のない者は「あと3年?なにこれww」

また、予備知識のある者は「後三年駅?ダジャレかよww」 と笑うかもしれない


後三年駅は、後三年役が起こったまさにその地にある駅なのだ


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後三年駅



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そして、後三年役の看板が近くにあるのだ!!



これは秋田県民の間では(多分)語り草になっていて、

他県の人が聞くと必ず吹く(後三年役について知っている方に限るが)

鉄オタでない限り…


2時限目は講読

「続日本紀」を読む、というもの 1時限目と先生は同じww


本当に、先生の話術に引き込まれる…


続日本紀は漢字ばかり(要は漢文)で読むのに苦戦しそうだが、

時折、「舎人親王」とか「藤原武智麻呂」といった固有名詞が出ると楽しい


舎人親王等が分からない方は、ウィキ様で調べるか

日本史Bをとっている高校生に聞くのがてっとり早いと思う



3時限目は、古文書学

都会では名高い三越の、明治期に出された宣伝を読んだ


「に」という文字1つとっても、書き方が何通りもある

古文書も慣れるまで時間がかかりそうだ



4時限目は、史学実習

この時間は週替わりで講師が変わる

今日は、日本近代史の先生


回想録(1)に登場した先生である あの、あんこミルクプリンを買った…


今日のテーマは「剣術と明治維新」について

着眼点が面白かった上、先生も、相変わらず面白かった



蠅が、先生に寄ってきたとき…


「蠅が!!」

「僕がいい匂いでも発しているんでしょうかねえ…毎日風呂には入っているんですけど」


蠅に人気だった先生は、「史料をみてくださいww」というときに

異常にテンションが高かった気がする 




授業が終わってから





カチ、カチ、チーン カチ、カチ、チーン

という音が聞こえた 




メトロノームの音だ…




…って先生!!!


先生がいじっていたのかーーー!!!!!





…微笑ましい光景だった


5時限目は、キャリア形成支援講座


講師の先生が早口でついていけなかった、というのが実のところ



早口の人怖い


しかも、回を重ねるにつれ、指導が怖くなっていくというから、ますます怖い

今日は暫く現実逃避したい


この内容は後日改めて書こうと思う…