仏教瞑想には
慈悲の瞑想というものがあります。
慈しみの心をイメージする
瞑想です。
最初に自分自身への
慈悲を向けます。
自分自身が幸せでありますように
心安らかでいられますように
などとイメージします。
続いて、
自分にとって大切な存在に対して
慈悲の心を向けます。
家族であったり親しい友人などを
思い浮かべて祈ります。
それに続いて
自分にとって中立な立場の存在
お店の店員だったり、宅配業者の方だったり
誰でも構いませんが
そういった人に慈悲の心を向けます。
その次は
自分にとって嫌いな、あるいは苦手だなと
思う存在に対して慈悲の心を向けます。
最後に、
生きとし生けるすべての存在に
向けて慈悲の心を向けます。
慈悲の心を養うのは
仏教実践の基本と考えられます。
また、
慈悲の心は樹木に喩えられます。
大きな慈悲の樹木に育つような
可能性、素質を
誰もが元々備えていると
仏教では考えます。
根っこにある慈悲を芽吹かせ
育て上げていくための
基本的な修行として
「慈悲の瞑想」があるわけです。
吉祥院の瞑想会でも
慈悲の瞑想を実践しています。
修行者のみならず
一般社会で幸せに生きて行くためにも
慈悲の心は大切だと思います。
ダライラマもよく
強調されています。
とはいえ、
なかなか瞑想を実践できない人にとって
聴くだけ慈悲の瞑想が実践できる
楽曲を見つけました。
高橋優さんの
「福笑い」という曲です。
周りの人をはじめ
世界のあらゆる存在への
慈しみの大切さを説いた歌詞と
なっています。
気になった方は聴いてみてください。
南無大師遍照金剛
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
次回イベントは
5月26日(日)に開催します
写経会
15:00~
瞑想会
16:00~
ご予約はこちらからお願いいたします
吉祥院(茨城県石岡市)(@kichijoin_manizan) • Instagram写真と動画