いいお出汁のでるいりこはプロの仕事が光ります | 瀬戸内の小さな島にUターンでちりめん屋暮らし

瀬戸内の小さな島にUターンでちりめん屋暮らし

30過ぎて実家の瀬戸内の真ん中あたりの小さな島のにUターン。実家の網元により瀬戸内の美味のお届けの仕事や、田舎暮らしをお伝えします

 
広島県最南端ちりめん網元
石野水産
いしのちえです

ちりめんはカタクチイワシの稚魚
大きくなると
煮干しいりこになります!
私も小さい時からいりこだしなので
娘も大好きですo(^-^)o
 

いまは秋!
秋の広島のいりこは”安芸いりこ”という
ブランドでもあり人気もあるんです



石野水産いりこ作りません!
いりこ仕入れます!


ちりめんが大きくなったら
”いりこ”なのにつくれるでしょ?

作れるのは作れますが
石野水産は
ちりめんづくりはプロですが
贈答のいいいりこがないんです
あるのはこんな感じ


 だしはでるのですが、
贈答いりこの規格には入りません
なので、買い得品で販売

けれど、お客さんは
贈答いりこを待っているので
お断りはできません
漁師さんをあたっています
といいたいところですが

漁師さんだと
より安くははいると思うのですが、
品質にバラツキがあっても
質が悪くても

付き合いで
買うことになるので(ノ_-。)



40年来の付き合いの
卸問屋さんにお願いしておきますo(^-^)o

こちらがプロとわかっていると
相手も全力できます!


きちんと市場価格を調べ
どの程度ほしいか伝えると
間違いないもの”も”
並びます、というのが

たまにおかしなのが入ってます
いりこで
おかしなのというと
脂が多くて
渋みの出るもの
臭みの出るもの

処理が不適切で
うろこがはがれやすいもの

そして、私たちは作り手の名前!
作り手の事を知っているので
●●さんのところなら安心と
思うわけです、

これは少し曇ってますが、
おしそうですか?どうでしょう?

 

銀はありますが


少し背中のあたりが赤黒い
これでいいお出汁は出ません

先ほどのうちのいりこの
ほうが風味の良いおだしになります。

 
加工の腕のせいで、パットしません(・_・;)
パットしたのを見てきただけに、、
残念ですが、、

こういうことを、見極めて仕入れます
プロだとはわかっていても、
こちらも試されているわけです


次にこちら、
 

プロの仕事はうつくしい!!
銀色の鱗がきちんとついており、
この銀付き(ギンツキ)
”ぶりき”といわれます

いわしは急速に鮮度が落ちるので、
この鱗がなかなか
大切にスピーディーに水あげられ
丁寧な仕事をされたのを物語ってます
いりこのプロの仕事です


私たちはちりめんのプロですが

もともとはいりこのプロでした、


だからこそ、

完敗と認め

ちりめんと一緒に水揚げされた

最低限のいりこは作るけれど、

本格的ないりこからは、撤退!


じゃけど

見る目だけは落とさず、

美味しいおだし、良いいりこ

期待してくださっているお客さんのところに

届けるけんまっとってねヾ(@^▽^@)ノ