ITTO大和田駅前校。梅雨。


夏が近付いてくると、日本の南東沖にある「小笠原気団」が、勢力を増して来ます。日本付近に近付いて来る訳です。日本の北東側にあって、それまで勢力の強かった「オホーツク海気団」と、勢力争いをし始めます。「おしくらまんじゅう」の感じですか? 

気団と気団の境目を、「前線面」と言います。風船を2つ、くっつけると出来る「面」をイメージしてください。その「前線面」と、海面、陸地の面との境界に出来るのが、「前線」です。天気予報などで、良く聞くやつですね。

で、性質の異なる「気団」が、接するところ、つまり「前線」上に、降雨をもたらす「雲」が出来易くなるのです。暖かい「小笠原気団」の水蒸気を沢山含んだ空気の塊が、冷たい「オホーツク海気団」の上にのしかかる感じで、雲が出来るのです。

「小笠原気団」と「オホーツク海気団」の「おしくらまんじゅう」は、暫く続きます。これが、「梅雨」ですね。今まさに、その最中、ということです。

私が子供の頃は、「梅雨」は、比較的穏やかな雨模様でした。が、最近は、どうでしょうか? 毎日の様に、「豪雨」になっていますね。「線上降水帯」などという言葉は、ここ数年、聞き始めた感じです。地球温暖化の影響で、日本の天気も、「温帯」から、「熱帯」に変わって仕舞った様です。

災害も、大規模なものになっています。西日本を中心に、良くない事象として、定着してしまった感があります。根本的な「温暖化対策」を早急にして欲しいところです。

この時期の「梅雨」と、9月以降の、「秋雨」、「台風」は、日本の「豊かな水」の源であり、とても大事なものです。なくなって良いものではありません。以前の「適量」に戻ることを、期待したいですね。

理科を教えていると、この様な、「人の暮らし」に、直接関係のあることを、多く扱います。受験が、どうのこうの、ということを除いても、基礎基本を自分のものにして欲しいと思います。

なんて、どうでも良いことも思いながら、日々、生活しています。生きています。

子供たちにとって、何かしら有益なことを伝えられたら良いと思っているのです。