ITTO大和田駅前校。ノート。


このブログでも、何度も書いた。ノート。

ノートを正しく使えていない生徒の多いこと、、⁉︎


ノートは、解答用紙ではありません。

正しい答と◯が綺麗に並んでいます。

書いたろう、計算式や途中の考えた痕跡は、

綺麗に消し去られています。


なんなら、それら、途中の計算式や考えを書く、メモ帳の様なものを持っている者もいますね。

どういうことでしょうか?


ノートに書くべきもの


①問題を解くにあたって、必要となった、図や絵、表やグラフ、もちろん、途中の計算式、、。

計算は、筆算もするでしょう。当然、それも書き残します。簡単に言えば、書いたもの全てを書き残しておきましょう。


②間違い。これって、殆ど全員が消しています。私は、40年以上、塾で指導していますが、学生で、塾の講師をしている時から、今まで、ずーっと、皆、消しています。これは、恐らく、小学校の先生が、「間違いは消しなさい!」と、言っているのだと思います。間違いを消すという行為は、最もやってはいけない行為です。が、現実は、間違いは、綺麗に消されています。大きな問題です。


③逆に、書いてはいけないもの、消してしまっても良いものは、、、

赤ペン等で、正解を書いてはいけません。

正解は、消してしまっても良いです。


ごく基本的な問題も、殆ど出来ないレベルの生徒に対しては、逆に、正解を写させます。問題と正解を両方見て、その結び付きを覚えさせます。理解とか、その様な観点はありません。基礎基本を、ただ覚えて貰うだけです。ですから、「分かる」は、追いません。「出来る」、「◯にする」に拘ります。

で、問題と答のセットを覚えたら、普通に問題を解いて貰います。問題と答のセットを覚えた直後ですので、流石に、何問かは出来ます。何問か、です。全問正解とはいきません。そんなに簡単にことは運びません。で、この作業を繰り返します。只管、覚えていく感じです。これに徹しています。


戻ります。

生徒は良く、赤ペンで正解を書きます。が、この作業、無意味です。というか、マイナスの意味があります。答を写す生徒の多くは、それに満足して、次の問題に移ります。これって、良いですか? 良い訳ないですよね。で、少しましな生徒は、もう一度やるのですが、答を写した、直ぐ下に、新しい答を書くので、正解が見えています。これもダメですね。まあ、新しいページにやるなら、百歩譲って良しとしましょうか? 兎に角、赤ペンで正解を書くのは、宜しくありません。


正解は、消して良いです。何故か?

解答解説集には、正しい答と、正しい解法の仕方が書かれています。たとえ、自身の正解を消してしまっても、解答解説集に書かれているのです。綺麗に印刷されて! だから、自身の正解は、消してしまっても良いのです。


間違いを消して仕舞う、その「罪」について書きましょう。

上にも書きましたが、解答解説集には、正解とその解説が書かれています。が、残念ながら、自身の間違いは書かれていません。これ、当たり前ですよね。誰でも知っています。知っているのに、自身の間違いを消すのです。消してしまったら、何処にもないのです。確認しようにも、何処にも書かれていません。この、当たり前の事実が大きいのです。

人は間違います。秀才と呼ばれる人たちも、間違います。では、我々凡人と何が違うのか? 秀才くんは、間違いを繰り返さないのです。凡人は、何度も間違いを繰り返します。その違いが大きいのです。それを防ぐのが、「間違い記録」です。どの様にして、どの様な間違いをしたのか? これを克明に書き残しておくのです。これが大事なのです。


「間違いの記録」→「成長の記録」です。

このことを肝に据えて、学習に臨んでくださいね。