ITTO大和田駅前校。一画面症候群。今は、スマホやタブレットを使います。子供たちも、ですね。また、教材も、プリントや本も、「書き込み式」が主流です。1つの画面内で、完結するものが殆どです。使うものや、やり方は、時代とともに変わっていくので、それ自体、大きな間を話題ではありません。が、脳の処理能力の変化には、気を付けないといけません。私は、その方面の専門家では無いので、確かなことは言えませんが、経験からお話ししていきます。

1つの画面で事が済むということで、2つの画面を同時並行的に見る必要がなくなります。そうなると、脳の退化という進化が始まります。2つの画面を同時並行的に見る能力の低下です。学校の先生にお話を聞いた事があるのですが、書写(習字)で、左の手本を右の紙に写す事が出来ない生徒が多く居ると。手本を写す。これ、2つの画面を同時並行的に認識出来ないと、無理ですね。この能力の低下が起こっているのではないか?と。この能力、書写だけでなく、多くの場面で必要な能力です。

誰かの話を聞く時、覚えきれなければ、「メモ」を取りますね。これも出来ない、ということになります。テストも、そうです。問題用紙から解答を作りますが、計算用紙の様なものに、解答の流れを書いて、それを解答用紙に書き写す。これも出来ません。色々、困ったことになります。

この能力を、維持、発展させるためにも、「ノート指導」が大切になっています。一画面症候群の症状が重くならない様にするためにも。ノート指導を強化していきたいと考えています。

一画面症候群の他にも、近年特に気を付けたいことは、沢山あります。その一つ一つに向き合っていかないと、良い結果を出せないのです。時の流れの中で、色々と試行錯誤する日々であります。