「はじき」、「みはじ」、この言葉を覚えていますか?
「速さ」に関する計算図式ですね。
◯を描いて、その中にTの字を描き足すと出来るヤツです。
「み」、「き」は、それぞれ、「道のり」、「距離」。単位としては、kmやmが多く使われますが、分野によっては、cmや、特別な場合は、mmも使われるでしょうか。
「じ」は、「時間」。単位としては、「秒」、「分」、「時」を普通使いますね。
「は」は、「速さ」。単位としては、「km/h」、「m/m」、「cm/s」などありますね。
◯を描いて、Tの字を描き足すと、◯の中が、3つに分けられます。
そこで一番重要なことは、上の部分、そこに「距離」若しくは「道のり」と書くことです。
下の2つは、「速さ」と「時間」を左右どちらに書いても構いません。
で、図式は出来上がりです。
左右2つの間のバーは×を、上下を分かつバーは、分数のバー若しくは÷(/スラッシュと思っても可)、と思えば良いのです。
「道のり」、「距離」を求めたければ、下の左右にある「速さ」と「時間」を×れば良いですし、「速さ」を求めたければ、上の「道のり」(「距離」)を下の「時間」で割る、または、下の「時間」分の上の「道のり」(「距離」)と考えても良いのです。
少なくとも、この図式には3つの計算式が隠されています。
でも、隠されているのは、実は、3つの図式だけではないのですが! その上、この図式は、他の分野・項目に、実に様々に応用が利くのです。
その話は次の回にいたしましょう。