きぶな接骨院 柔道整復師 タカハシです
皆さんご存知の通り、接骨院(整骨院)を経営するのには 柔道整復師 なる国家資格が必要です
柔道整復師は骨折・脱臼・捻挫・打撲・挫傷(肉離れ)など骨・関節・筋肉等の痛みに対して施術を行う専門的な知識・技術を有しております
つー事は、接骨院(整骨院)には普通に【骨折】やら【脱臼】の患者さんが来るんです
ですが・・・どんなにシロートが見て【骨折】や【脱臼】と判断できる状態であったとしても それらを【骨折】・【脱臼】と診断を下す事は出来ません
【骨折】・【脱臼】と診断を下せるのは、日本国内で唯一 医者のみなのです
(※この場合の医者は、耳鼻科だろーが産婦人科だろーが医者なら)
我々柔道整復師は、整復・固定までの応急処置 及び 医者の診断後の後療(リハビリ?)が出来ます
たぶん間違ってないはず
そー習ってきたはず
間違っていましたら ご指摘ください
勉強しなおします
さて、上記の内容を踏まえた上で本日の内容
我々には【守秘義務】がありますので、個人情報と思われる内容・写真等の画像等は控えます
昨日いらっしゃった新患さん
訴えは、『痛くって腕が挙がらなくなっちった』
声の良く通る、でもいささか耳の遠い御歳オーバー80
よくよく話を聞くと、起こしてもらおうと腕を引っ張ってもらったら激痛が走り・・・それ以降腕が挙げられず、肘も曲げられないとの事
良く見ると、肩の高さが違うじゃなーい
完全に抜けているワケじゃないけど、ズレてる感じ
軸がズレてりゃ動かせないのも納得
やれる事は、関節を正しい位置に戻す事
いざ
患) 『痛ぇー』
ちなみに脱臼の整復は、牽引をするトコロから始まります
腕を引っ張られて痛めたため、腕を持たれる事に抵抗があり・・・ガッチガチに緊張しまクリマクリスティ
当院、助手がいないため一人整復しかできない
水泳・バレー・バドミントンの競技者内で同様のケースが多発しているため何度となく経験はあるが・・・オーバー80は初めて
『力を抜いて下さい』等と言っても、通用する相手ではない
待合には待ち人3人
一人だけ半袖なのに、汗ダラダラ
何とか牽引できるポイントを見つけ、牽引をしつつ 緊張が解けるタイミングを探る
しかし、相手は【第二次世界大戦】・【高度経済成長】の日本を生き抜いてきた猛者
我慢比べで小童の私の敵う相手ではない
トークで気を逸らそうとしても、耳が遠い
耳元に顔を近づけると牽引力が落ちるため不可
それよりも、『あ゛ぁ』と言われて二度する話ほどつまらないモノは無い
そんなの私のプライドが許さない
焦りが募る・・・
その時
相手が根負けしたのか
はたまたオーバー80の筋力・体力が底をついたのか
ボゴッ
絶好のタイミングを逃さず整復
患) 『あれ 痛くないわ 腕が挙がるわ』
成功
『完全に【脱臼】していたワケじゃないですけど、コレでまたズレなければ大丈夫だと思いますよ』『皮膚が弱そうなのでテーピングでの固定は控えます』
『包帯や三角巾なんかで固定しちゃっても押し車が押せなくなっちゃうんで、固定はしませんので 無理に動かさないで下さいね』
と言って帰し・・・・・今日
『昨日と全く同じで、変わらない』と来院
よくよく話を聞くと、昨日の帰りの車の中で嬉しくって動かしまくってズレたとの事
ヤメてけれ
昨日の苦労 帳消し
んで、今日も同じ事をやったって話
ルーズショルダーの方は、ローテーターカフ(棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋 4つの総称)を鍛えてあげてください
詳しくは、お近くの【きぶな接骨院】まで