わが友に贈る


(そう)()(ざくら) (まん)(かい)(はる)

(みな)(こう)()(かく)(だい)(いど)

(がい)()(れき)()(つづ)ろう!

()(たい)(どう)(しん)(だん)(けつ)(かた)

(かん)()あふれる(だい)(ぜん)(しん)を!

 

 

名字の言


 15世紀に始まる大航海時代は「しんばん」抜きに語れない。これが古代中国で発明され、西せいおうに伝えられるまで、海の旅は文字通り「いのちけ」だった▼太陽や星の位置をたよりにする航海術も、くもりや雨の日には使えない。けんとう使が海上でこうてんわれた時、船員たちは「上を下への大騒おおさわぎ」だったと伝えられる。羅針盤は、なる世界へこぎ出す人々に安心と勇気をもたらした▼人生は、よく「航海」にたとえられる。じゅんぷうまんぱんの時もあれば、きびしいあらしの時もある。英国の詩人ポープは「理性は羅針盤で、欲望は嵐」とうたった(上田勤訳『人間論』岩波文庫)。とみや名誉といった欲望の嵐に負けず、理性によって烈風れっぷうをもちからに変え、目指すべき岸へたどり着くのだ、と▼1988年(昭和63年)3月に行われた創価学園卒業式は、“昭和最後”の卒業式となった。創立者・池田先生は「わが青春の航海を勝利でかざれ」と期待した後、「若き生命にきざみつけた『何のため』という問いかけだけは、どうかばなさないでいただきたい」と呼び掛けた▼英知をみがくは何のため――この“心の羅針盤”を持つ限り、れんの嵐にってもしんあやまることはないだろう。新時代をにないゆく若き船長たちが、理想というげて船出する“平成最後”の春3月である。(之)

 

寸鉄


 師弟のたましい きざむ「3・16」。
 せいがんに生きる人は強し!
 青年よ立ち上がる時は今
      ◇
 宮崎・のべおか市、福岡・早良さわら
 区がいっしゃせんの力走!先
 駆の心で拡大。勝利必ず
      ◇
 滋賀・大津市、兵庫・
 区、奈良の友がゆうせん!正
 義の対話で栄光のとびら開け
      ◇
 「一念三千はばっらく
 り」御書P773幹部リーダーは励ましの
 達人に。友のためけよ
      ◇
 ふんさんピーク。マスク、
 服薬、洗顔、うがい等で症状は
 かんと。かしこく健康第一で

 

(2019年3月16日 聖教新聞 https://www.seikyoonline.com/)より