〈座談会 創立90周年を勝ち開く!〉

22 3・11東日本だいしんさいから8年―― 

こんなんかべえる信心

 

「青年の連帯」がある限り、希望は失われることはない――東北と欧州の青年部が、不屈の負けじ魂で未来への飛躍を誓い合った(昨年12月、東北文化会館で行われた青年友好総会)

 

 

公明はぼうさいげんさいたいさくに全力
〈出席者〉
原田会長
長谷川理事長
永石婦人部長
竹岡青年部長
大串女子部長

 

 永石 3月8日は「芸術部の日」です。1962年のこの日、池田先生のもと芸術部は出発しました。

 長谷川 先生はかつて、芸術部の友に語られました。「妙法をした芸術家は、全員が、たましいの芸術を持った人である。ゆえに、必ずや、最高最大の芸術家として光っていくことができるのである」

 原田 先生の期待に応え、芸術部の友は今、信心を根本に、さいな分野で才能をはっしています。その姿すがたは、まさしく“創価文化の旗手”です。さらなるかつやくを期待しています。

 

みなで復興を祈念


 長谷川 今月11日で東日本だいしんさいから、8年となります。今なお、せつじゅうたくらす方やなん生活をなくされている方が多くいらっしゃいます。

 原田 全てのせいしゃの方々についぜんこうの題目を送るとともに、さいされたみなさまの健康と幸福、復興をしんけんに祈念してまいりたい。

 大串 昨年12月におうしゅう青年部が東北をほうもんし、歴史的な交流行事が行われ、友情のきずなを結びました。

 竹岡 おうしゅうのある友は、東北の同志との交流を通して、「自分が大変な状況でも、周囲を照らそうとする姿に勇気をもらいました」と語っていました。

 原田 東北のみなさんは、池田先生の「『心のたから』だけは絶対にこわされません」とのはげましをむねに、今日までこんなんかべえてこられました。

 長谷川 日蓮大聖人は「大悪だいあくをこればだいぜんきたる」(御書1300ページ)と、ご断言です。しんこうの力でなんを一つ一つえ、希望と勇気の連帯を広げてこられた東北の同志のみなさまは世界の同志のはんです。

 原田 いよいよ信心ごうじょうに、そしてたいどうしんの団結で、さらなるばんじゃくな人材城を東北の天地に築きゆかれることを念願しています。

 

さいしゃの声をはんえい


 大串 昨年は自然災害が相次ぎ、各地にじんだいがいをもたらしました。今、改めて防災・減災への意識が高まっています。

 永石 6月には、大阪府北部しんでブロックべいとうかいによるぼうが起きました。いたましい事故をかえさぬよう、公明党がようせいし、政府が全国の学校のきんきゅう調査をじっ。この調査が、その後のきんきゅう的なブロックべいたいさくにつながりました。

 竹岡 また、昨年は7月の西日本ごう、9月の北海道ぶり東部しんなどもありました。そうした災害からの復旧・復興費として、早くも11月に7275億円が第1次補正予算にまれました。ここでも、インフラ復旧やさい者の生活えんなど、公明党が発災直後からさいさつし、直接聞いたさいしゃの声がはんえいされています。

 原田 国民の命を守ることは、政治の最大のやくわりであるといえます。

 大串 公明党が統一地方選に向けて発表した重点せいさくで、第一にかかげているのも“防災・減災・復興を社会の主流に”ですね。

 竹岡 東日本だいしんさいの際も、公明党はとうの立場でしたが、じんそくに対応し、復旧えんに全力を注ぎました。しんさい発生直後、全ての国会議員でさいたんとう地域を決め、それぞれが何度も現地に足を運び、課題を国会に持ち帰りました。

 永石 また、地元の議員が「せつじゅうたく総点検」を行い、その中で聞いた声から、せつじゅうたくの「追いだき機能」の追加や、物置の設置などを議会で提案し、実現しました。

 竹岡 一方、しんさい当時、とうであった民主党は、おうおうするばかりで、全てが後手にまわり「おそい、にぶい、心がない」とはんされ続けました。

 原田 発災から現在に至るまで、国会議員、地方議員がれんけいみつせいさくを実現し続けている公明党に、さいの多くの首長からもしんらいの声が寄せられています。宮城県の村井嘉浩知事は今年の年頭、「これまでの復興は、公明党なくして成し得なかった」と改めて明言されていました。

 

人々の命守るため


 大串 公明党はいっかんして防災たいさくじんりょくしてきました。2002年、文部科学省が初めて公立小中学校のたいしんりつを公表しましたがこれを強くようせいしていたのは公明党でした。調査の結果、たいしんりつわずか44・5%という数字が明らかになり、現状打開へ、公明党の国会議員が動きました。

 竹岡 その結果、国の予算で自治体の財政たんおおはばに減らすほうりつが成立し、たいしんを加速するみちすじが示されました。その後も、公明党の地方議員は各自治体で議会質問や予算要望などを重ねていきました。その結果、15年度に全国の公立小中学校のたいしんりつは、ほぼ100%の水準まで達したのです。

 永石 学校のたいしんは、まさに公明党の国会議員、地方議員による10年以上のふんとうの結果ですね。さらに、公明党は教室や体育館のてんじょうまどガラスなど、非構造部材のたいしんも進めています。命を守るための防災・減災の実績はいっちょういっせきに作り上げられたものではないことが分かります。

 長谷川 今、政府も防災・減災たいさくを重要せいさくかかげていますが、これについて、政治ひょうろん家の森田実氏は「長年にわたり公明党がうったえ続けてきた成果だ」と語っています。

 原田 東京大学名誉教授で、政治学者のくりや貴氏も「予期せぬ災害にった人たちを精神的に救える政治家は、どのせいとうよりも公明党に数多くそろっている」と述べています。公明党のそんざいは、日本社会においてますます重要性を増しています。公明党の議員は人々の期待に応え、いっそう、実績を重ねていってもらいたい。

 

(2019年3月7日 聖教新聞 https://www.seikyoonline.com/)より