どういう女性が好きですか？と尋ねられると。
私は必ず、「可愛い人」が好きだよって答えます。
そうすると、「身の程知らず」とか、「面食い」、「高望みすぎる」とか言われます。
別に、それを否定する気はありませんが。
ところで、
この「かわいい」って言葉をちょっと考えて見ませんか？
「か・わ・い・い～」とか「カ・ワ・イ・イ～」ってよく若い女の子が使いますよね。
（雰囲気を表す為に、文字間に点を入れました。）
最近では、「超カワ」とか、「きもカワ」、「エロカワ」なんて言い方もしています。
オッサンの私には、さっぱり理解できません。
「かわいい」という言葉はどんな意味なんでしょう。
そう、「可愛い＝愛することが可（できる）」と書いて、「かわいい」て読むんです。
「可愛い」、これは借字（*1）と言いまして、
つまり、当て字でありまして、本来、「かわいい（*2）」はひらがななんです。
この当て字、よく出来ていると思いますよ。
確かに、かわいい子（娘）は愛することができます。
（やっぱり中年オヤジ。情けないな～。と言われるな。）
でもね、このことは、逆も真なり と思いませんか？
つまり、
あなたが、愛することができる対象は全て「かわいい（可愛い）」ということです。
あなたのお子さん、奥様、旦那様、お母さん、お父さん、家族、友達、ペット、愛していませんか？
愛していたら、あなたにとって、みんな「かわいい（可愛い）」です。
あなたは誰から愛されていると思いますか？
沢山じゃなくてもいいです。
一人からでも、一匹からでも、どこの誰からでも、あなたが愛されていれば、
その人にとって、あなたは「かわいい（可愛い）」です。
「かわいい（可愛い）」とは、容姿を褒め称えるだけの言葉じゃないんですよ。
５年程前、テレビドラマの中で
「愛することが出来ると書いて、可愛いと言うんだ。」
というセリフを聞いたとき、
「あーそうなんだ。」と感動し心に残りましたね。
（テレビの内容はすっかり忘れました。orz）
それから、この言葉の意味をよーくよーく噛み締めました。
それからです、
私が使う「かわいい人」は「可愛い人」であって、私にとって「大切な人」という意味です。
やたらに、誰に対しても使える言葉じゃないんです。
「超カワ」とか、「きもカワ」、「エロカワ」なんて軽い言葉じゃないんです。
あなたにとって、かわいいと思った人は、今でも可愛い人ですか。
容姿だけじゃないんですよ。
あなたにとって 「大切な人」 は皆 「かわいい（可愛い）」のです。
ご結婚されている方は、容姿だけで、相手を選んでいないと思います。
相手の心に触れて、愛したから、決心されたと思います。
そう、あなたにとって、「可愛い」相手と結ばれたと思います。
嫁さんや、旦那さんに「可愛い」って言ってやってください。
それは、「愛してる」ってことなんですよ。
ガラにもなく語ってみました。（ちょっと恥ずかしい）(*ﾟｰﾟ)ゞ
ここぞという時の為に、語るつもりのネタだったんですが、
ここぞという時が無い！
結局、ブログのネタになりました。_|￣|○
実はこの記事は随分前に書いたものです。
発表するには恥ずかしいので、ずっと保留してました。
私は、言葉の一つ、一つの意味を考える癖があります。
本来の意味とは異なると思いますが、
私の勝手な解釈での「好きな言葉」を、
これから、時々書いていきたいと思います。
おしまいm(_ _ )m
（*1）：中国人、日本人など、漢字を使用する民族が、外国語や外来語を、耳で聞いた印象に従って写す時に用いた方法。漢字の意義に関係なく、一字で一音を写すもの。広義で当て字。
（*2）：（「かははゆし」から来た「かはゆい」の変化。原義は、ほっておけば悪い事態になるのをそのまま見過ごせない、の意）自分より弱い立場にある者に対して保護の手をさし伸べ、望ましい状態に持って行ってやりたい感じだ。
以上（三省堂 新明解国語辞典より）