無くならない企業の不祥事と「認知バイアス」の伝播力
戦後60数年を経て日本人は、「認知バイアス」の怖さを忘れてしまったのか、企業の不祥事は一向に無くならない。
昨年の記憶に残る企業の不祥事と、フランチャイズ・トップ企業の共通点をみる。(日本一のフランチャイズ企業は、その規模と期間において以下の例示企業の合計を遥かに上回る。)
オリンパス - 金融取引による赤字1000億を、企業買収資金の水増しによる飛ばしで、隠蔽
共通点(不正経理)
不正経理の方法は色々ある。コンビニ本部は、加盟店の会計処理・資金管理を全て本部が行っている為、不透明な処理が多い。 その環境下で商品代金の二重請求や、早期相殺による負債創作により金利請求が現在まで継続して行われている。
読売新聞 - 読売新聞グループ本社会長兼主筆で、読売巨人軍球団渡邉会長雄が、球団が決定
したコーチ人事を承認したにもかかわらず、清竹GMの頭越しにそれを覆したこ
とは重大なコンプライアンス違反であると告発した。 この問題で清武GMの勝
訴の可能性は低いが、渡邉会長のワンマン経営の弊害と黒い噂はつきない。
共通点(コーポレートガバナンス、コンプライアンスの質の低さ)
※ 「俺は裁判で負けたことがない。優秀な弁護士を10人付ける。」
※ 以前から発行部数による三大紙に疑問は多い。 コンビニ店頭販売の実態を見ると、実売は2割程度。 大半売り切れの新聞各紙、売れ残りが8割の新聞は他にない。
アリコ - 言わずと知れた、がん保険の老舗。米国の本社は破産し日本法人はメットライフア
リコに社名変更。
共通点(契約内容の錯誤による詐欺)
※ がん診断給付金を補償する保険目的で35年(掛金総額175万円)加入し
た。 癌にならなければ、保険なので良いと考えていた。
ところが癌の告知を受け、検査~手術3カ月(入院通算11日)となり、保
険金を請求したところ、契約上支払われず0円とのこと。
がん保険は、通常1年の掛捨てです。 アリコに加入の皆さん、至急契約内容
を確認して他社に変更することを、お勧めします。