およそ10年ぶりとなる、稚内日帰りドライブ当日になりました。
朝3時に出発…と家族に告げておったところ、23時に目覚めてしまったかものはし。
どうにか1時に再び寝て1時間半睡眠をとるも、なかなか睡眠不足で長距離ドライブに挑む事となりました。
…遠足の前の日状態である。ここんとこ、毎回同じ失敗をしてる気がする。
予定通りに出発すると、日本海側の国道231号線を一路北上。
稚内とはいえ日中になると混みあうと見越して早めに出発したのが奏功し、ほぼ単独走行で夜道を走り抜けます。
最初の1時間半は1度しか信号にひっかからない快走で走り抜け、3時間経って羽幌で小休止を取るまで一気に走ると、想定より30分ほど早くオロロンラインに到着。
日中には晴れる予報の稚内だったが、沖合は霞がかっていて利尻島がほんのり見えるくらい。もっとはっきり見えるはずだったのだが。
ここから見える利尻・礼文を娘に見せたかったんだがのぉ。
予定よりやや早く、ノシャップ岬に到着。
稚内到着を8時と思っておったので20分早く着いたのぉ。
10年ぶりにやってきた防波堤ドーム。
あの頃小さかった娘が歩いたところを、今や中学生の娘が走ってます。
今度10年度はもう大学生?社会人?おぉ、時間が経つのは怖いのぉ。
ブラタモリでやっていたが、ここは昔は稚内駅から更に線路が伸びていて、ここが終着駅だったらしい。
ここから樺太への「稚泊航路」の船に積み荷を載せておったとか。
そう考えると、ここの味方も変わってきます。
すぐ近くに横綱・大鵬の碑もあったが、かつて小さかった大鵬を連れた親御さんが樺太から小樽に向かう途中、母親が船酔いでここで降りたところ、その船はその後の小樽に向かう航路で魚雷により沈没したということで、大鵬にとっても思い入れのある土地との事でした。
そして、ここから更に東の最北端を目指します。
予定より30分早く8時30分に、日本最北端・宗谷岬に到着。
そろそろ道路もバイクや車が増えていて、駐車場には辛うじて停めれたものの、全国からのナンバーの車が集まっておりました。
さすがGW。やはり来る人は多かったようである。八王子や尾張小牧、松本、沖縄ナンバーもあったのぉ。
最北端の碑の裏に座る娘。
紛れもなく日本最北の場所である。
ちなみに天気がいいと見えるはずの樺太は、ここも霞で見られず。
こんなに天気がいいのに…。
すぐ近くの柏屋という売店で、日本最北の証明書も購入しました。
すぐ裏の高台、宗谷岬公園からの風景。
とにかく風が強かった。ブラタモリでもタモリさんが驚いておったのぉ。
さて、まず最低限の目的は達しました。
一度、稚内の市街地に戻り朝食でもとろうと、通りがかりのマックへ
日本最北のマック。記念撮影が出来ました。
出発から6時間半、ここでようやく休憩。
その後、樺太記念館にも立ち寄りました。樺太の色々な事が勉強になります。
ちょうど昨日読んでたゴールデンカムイが樺太編だったので、国境の碑とかにテンションがあがります。
稚内駅。道の駅と兼ねられています。
駅の外に電車止めがありますが、ここから先ほどの稚泊航路への線路跡がちゃんと道に残されています。
最北端の線路ということで、最南端までの枕崎までここから伸びています。
稚内駅の車止め。ここが現在のスタート地点。
わしと同じように写真を撮ってる方もいました。
さて、今回の稚内旅行は、わしが宗谷岬に娘を連れて行きたかったのと、もう一つ目的があります。
それが、KANさん巡り。
まず市街地にあるホテルサハリン。
そして、KANさんがライブを行っていた、えびなイベントホール。
ここにはKANさんのイベントでの色々なものが展示されていました。
イベントホールの方が対応して下さったのだが、KANさんにまつわる色々なお話もしていただきました。
ツアーの最終の会場にパネルなどは贈ることになっていたようで、このイベントホールに顔ハメパネルが2つ残されていたとのことでした。
色々なグッズやサインや写真も並び、KANさんファンの相方もちょっとウルッときた様子。
ホールの方に「KANさんのイベントがきっかけで結婚した」と言うと、ホールの方も驚かれてました。
…あと、日帰りで稚内に来た事も驚かれてました。
それで眠そうな目を…と言われたが、それは普段からそういう顔なのです。相方にも出会った頃によく言われてたのぉ…。
最後に稚内公園へ。
桜が八分咲き…ということだったが、公園の登り口に桜があったが他には見えなかった。どこかに桜の名所があるんだろうか。
初めて上った稚内公園の一番上は凄い風。そして眺望もよかったのぉ。
そして12時前から帰路についたかものはし。
今度は豊富から内陸を通って帰ります。
バイパスや高速道路があるのである程度、楽に帰れるかのぉ…と思ったが、さすがに行きの日本海側より交通量も多かった。
まぁGWの割に渋滞しない分、他の観光地よりは良かっただろうが。
名寄と砂川で休憩した以外はほぼ運転。
何しろ、愛猫・モカを家に残してのドライブ。
稚内港でウミネコの声を聞いたり、砂川の道の駅で黒い犬を見ただけで、モカが恋しいと騒ぎ出す相方と娘を連れています。
なるべく早く帰ろうと走った結果、18時前に帰宅。
…まさか、こんなに早く帰れるとは思わなかった。
改めて、稚内って日帰り出来るんじゃのぉ。
~今日の一曲~
LAT.43゜N / DREAMS COME TRUE