スーホの白い馬 | かものはしの口遊〜くちずさみ〜

かものはしの口遊〜くちずさみ〜

島根から札幌に来て18年目。相方、娘に猫(雌)も加わり、居場所が徐々に奪われていく様子を口遊みます

家に帰ってからの、わしの仕事。

「娘の勉強を見る事」である。

主に、「チャレンジ」の採点をしておるのだが、自分で言うのもあれだが、採点が厳しい。

というか、先生たちが甘いんだと思う。

やはり他の子どもとなると、甘さが出てしまうのでしょうか。

しかし、自分の子ならば手加減無用。

お蔭で、最初は採点を嫌がっていた娘。

しかし最近は諦めたのか慣れたのか、わしの採点を甘んじて受けておるようです。

 

かつては小学校の先生になりたかったかものはし。

日本史しか武器がないので高校の地歴の資格しか取れなかったが、教育実習に行ったり教育の勉強をしたのは今でも生きております。

教える時には手を抜きません。

学校の先生が見逃すくらいのところも注意します。

その繰り返しが、いつか娘になると信じております。

理解できてないと思ったところは、何度でも教えます。

娘が泣きだそうが、分かるまで教えます。

そのうち分かってくると、面白くなるようで、さらに問題を要求されます。

ちゃんと応えてくれると教え甲斐もあるのぉ。

…先生には向かないのかもしれんが。

 

そんな娘が今、やっている国語の教材が「スーホの白い馬」

わしが子供の頃もやったのぉ。

最後の馬頭琴のあたりは覚えておったが、細かいところは忘れてました。

教えるにあたって読み返して、こういう話だったのか…と思い出しておりました。

「スイミー」とか「ごんぎつね」とか、子供の頃の教材って覚えてるものじゃのぉ。

そして思いいれがある分、娘にも厳しく教えております。

「そこのスーホの気持ちはこうじゃない、こう!」

と、修造ばりの熱血指導をしております。

将来、娘がこの物語を再び思い出した時、脳裏に過るのは学校での授業だろうか、それともわしの熱血指導だろうか。