世界はそれを鴨と呼ぶんだぜ | かものはしの口遊〜くちずさみ〜

かものはしの口遊〜くちずさみ〜

島根から札幌に来て18年目。相方、娘に猫(雌)も加わり、居場所が徐々に奪われていく様子を口遊みます

分会長を任期満了で終わったはずのかものはし。ところがどういう訳か、政治家の皆さんが余計な法案を通してしまったために開催される緊急会議に何故か案内状が来てしまい、出席せざるを得なくなり、日本のテジョン(大田)こと大田市へ車で3時間かけて行ってきました。

お偉いさんのお話を2時間ばかり聞いていたが、昼食を食べて腹が膨れたの午後の会議。麗らかな陽の光が窓から差し込む昼下がり、お偉いさんの素晴らしい演説が途中からありがたいお念仏に変わり、その単調なリズムが心地よい眠りへと招きよせられ、机から30センチばかり顔を上げた体勢で、まるで近眼なのに必死に資料に目を通している勤勉な青年を演じつつ睡眠学習しておりました。
組合上層部の裏話なども満載で、なかなか面白い話でした。前半はわしの夢の方が面白かったのでつい聞き逃したが、今日来たお偉いさん、この人には親しくなっても内緒話は出来ないなと心の底から思わされた。

一応今日の会議の内容は他の組合員の皆にも教えないといけないので、睡眠学習している最中も小人さんがシャーペンを駆使してメモを取ってくれていたんだが、改めて整理しようと見直したところ、小人さんの書いてくれた文字はすでに日本の文字ではなかった。アラビア方面で似たような書体がある気がするがアラビア文字とも少し違う。強いて言えば、大学時代に居眠りしながら書いた法律の授業のノートで頻繁に見たことのある文字だったが、居眠りなどした覚えは無いのできっと気のせいだろう。今日現れた小人さんはアラビア出身の方だったんだろうということで片をつけた。
アラビアの言葉はわしには分かりません。
ノートの小人さんのメモは見なかったことにした。