ラーメン大好き小池さん | かものはしの口遊〜くちずさみ〜

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島根から札幌に来て18年目。相方、娘に猫(雌)も加わり、居場所が徐々に奪われていく様子を口遊みます

3月にネタになったラーメン屋にふたたび行った。
というのも、どうやら新メニューが加わったらしい。
それは行ってみなければ…と、昼休みに後輩3人を引き連れていってきました。

「ラーメンの味を味わって欲しいから、うちではご飯も餃子も出しません」
という、意味不明なこだわりの為にラーメンといえば餃子!と主張するわしを敵に回す発言をしたここの店長。はるばる広島で武者修行を積んだわりには、この商売敵のいない地域であえて奇々怪々なラーメンを作って厳しい営業状態に店を追い込むというストイックな経営方針のこの店だが、昼飯時に行ったら誰も客がおらんかった。それはそれは見事なまでに。
さすがにここの店長もこれ以上変なこだわりを抱いてはいられなかったのだろう。新メニューにはご飯ものもあった。
ちなみにあのトマトとレモンののってるラーメンは未だ健在だった。新メニューになったのを機にひっそりと「無かったことに」すればよかったのに。

新メニューは坦坦麺と肉飯だった。
肉飯は当然のようにごはんの上に肉が乗っているだけのもの。調和とかそういうものとは縁遠い、ご飯とお肉がそれぞれ独立して同居している、ラーメン界の家庭内別居や~!という感じであった。
それはいらんのぉと思って、わしは坦坦麺「ギンヤンマ」を注文。
かなり油っこく、しかも辛いラーメンであった。まぁ、他の二種類のラーメンと比べれば、ラーメンのスープが透けてないだけでもラーメンっぽくはあった。
非常に歯ごたえのあるネギとチャーシュー一枚すら乗っていないシンプルな具が印象的な坦坦麺であった。
というか、あれは坦坦麺だったんだろうか…。
わしが今まで食ってきた坦坦麺が間違いだったのだろうか…。

メニューを見るとチャーシューは追加で注文出来るらしい。

「1枚100円、3枚300円、5枚500円」

一瞬誤魔化されそうだったが、幾ら頼んでも「1枚100円」ではないか。あやうく「5枚頼んだ方がお得じゃのぉ」とかダマされるところであった。
というか、1枚100円のチャーシューなんかいらねぇ…

そんなこのラーメン屋さんだが、中国地方版の「じゃらん」に取り上げられておった。何と、あの「赤とんぼ」が写真で載っておるではないか。しかも結構大きく。
ただ、写真のラーメンは結構美味しそうだった。トマトも普通に風景に溶け込んでおったし。…ただ、違う、違うぞ。あれだけで判断したら大間違いである。かなり濃く作ってるから、この写真のスープは。
「じゃらん」が紹介してるからと言って、決して美味しいものばかりな訳では無いんじゃのぉと非常によい勉強になりました。

かなり微妙なラーメンだったが、それでも一杯1000円…
とんでもない無駄遣いをしてしもうたのぉ。
コアラのマーチを10箱買った方が遥かに有意義であったわい。