先週、わしが知床旅行を満喫してる最中に行われた職場の飲み会。
ボス主催とあって先を争うかのように「欠席」に名前が連なったという伝説を生み出したあの飲み会、改めてボスの人望の厚さと人柄を思い知らされる一件となったが、さすがにそれではボスの威厳も保てないと思ったか、どういうやり取りがあったかは知らないが、各班から一名は強制出席という強権が発動されてどうやら開催された模様。
そこまでしてボスはわしらに何を訴えたいのでしょうか。
そろそろ法廷の場で教えて欲しいものですのぉ。
そんなかわいそうな参加者の方とお昼を食いながらその時の話を聞いておったのだが、どうやらその中で、わしの話をボスがしてたらしい。
「かものはしの髪を染めてみたらどうだろう」
的なお話になったらしい。
余計なお世話じゃ。
というか、何でそんな話になるんだ?
何しろボスと一緒にいても、ち~~~っとも楽しくも何ともないかものはし。
ボスの前にいる時のこの世の終わりといわんばかりの仏頂面が素のわしの表情だと思ったらしく、明るいキャラを演出しよう計画を勝手に酒席の話題にしとったらしい。
もうちょっと話題を持っとらんのか、あのオヤジは。
わしを笑わせたければ、もっと面白い事を言ってくれんかのぉ。
オヤジギャグなんて言った日には、その日から哀れみの視線で見てしまうに違いない。
「辞職届を出してきた」…とか言ってくれたらもう大爆笑なんだがのぉ。
というか、普通に他の人と話してるところを見たことないのか?普通に笑っとるでしょ。
あの人の視野の狭さは、わしなどには測り知ることなどできないのでしょう。
そしてそれにフォローをした、その参加者。
「あいつはよく笑いますよ。…やらしい笑顔で」
それ、フォローじゃない!!
何で変な方向に話題を変えるんだ。
それが友人の言う事か!
誰がやらしい顔で笑うもんですか。こんな純真無垢な天使の笑顔の持ち主を掴まえて。
しかし、髪を染めろって言われるなんて初めてじゃのぉ。
大学時代に一時期、ほんのりと染めた事はあったが、あれからは黒髪がお気に入りだからのぉ。
まぁ、ボスが染めろと言う限り、わしが染める事はありえませんが。
わしが染める日など、これから来るのかのぉ。
わしが染めようものなら、それはそれは見事に染め上げて、「10万と18歳」とか言いだして「閣下」と名乗ってそうだがのぉ。