カルチャーナイト前夜祭~夜の円山公園~ | かものはしの口遊〜くちずさみ〜

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島根から札幌に来て18年目。相方、娘に猫(雌)も加わり、居場所が徐々に奪われていく様子を口遊みます

今日は円山動物園が夜間無料開放と聞いたかものはし。
そりゃ行かねばなるまい…と、仕事を終えたその足で円山公園まで行ってきました。元気よのぉ。

我が家から円山公園まで徒歩10分足らず。
歩いて動物園にいけるっていいのぉ。まぁ、前の町はクマが出るわイノシシが出るわ、町ぐるみでサファリーパークのようなもんだったが
夜の円山動物園
夜の円山動物園

さぁ、やってきました円山動物園。もちろん一人で
無料開放とあって入場券を買う必要もなかったので、受付で「大人一枚」と寂しく注文する必要が無かったのは幸いだったが、昨年は大阪の水族館に単身で乗り込み、エライ肩身の狭い思いをしたかものはし。
あれから一年。その反省はまったく生かされることはありませんでした。無駄に歳をくってるようである

昼も含めて円山動物園は初体験。右も左も分からないままに入場。ふむ、案内板もあるものの、暗くて全く分かりません。
仕方ないので適当に歩くことに。要するに、人がいっぱいいる所には面白いものがあるはず。という場当たり的な発想で動いてました。

無料開放とあって結構な人だった。どこで告知されてたか知らないけど、そんなにメジャーなのだろうか。カップルやら子供づれのお母さんがたくさんきてた。
というか、子供が多すぎです。ちょっとした遠足か?と思うくらい子供がおった。
賑やかなのはいいのだが、暗い中で走り回る子供たち。お母さんは一生懸命追っかけておったが、中には振り切られたお母さんもいたらしく、大きな声で子供の名前を呼んでおりました。
まぁ、これだけ人がいれば迷子くらいは出るであろう。探してくれる人がいるだけでもいいではないか。
わしの場合は迷子はありません。探してくれる人などいませんから。
なので誰にも気兼ねすることなく自由に進み、迷えばそれは消息不明という結末に直結します。命をかけて廻っておるのである。そこらの子供と一緒にしないでいただきたい。

さて、到着したのがクマのエリア。
真っ暗なところを、クマがノソノソと動いておりました。そろそろ餌の時間なのか、餌が出てくるであろう所に顔を突っ込んでは、またフラフラと歩き回っておりました。
小さな池も造られていて、そこに入って体を洗っておったが、その姿はほとんどオッサンである。水をかけて股を洗ったり、湯船から体を乗り出して突っ伏してみたり、銭湯で日常的に見かけるオッサンの生態である。クマももう少し見習う人間を選んだ方がいいと思う
クマ
画面両端にクマ…分かりにくいのぉ

そして隣にはホッキョクグマのエリアもありました。
ここのホッキョクグマ、まるで何かを極めんが如く、クマのエリアの崖のように切り立った所と池の間の細い淵に立って、何度も行ったり来たりを繰り返しておりました。
よくあの図体の大きさであんな所を渡れるのぉ…と感心してしまったが、まるで精神の限界に挑んでいるかのようなホッキョクグマ。脱獄に向けて体を鍛えてるとしか思えません
もう一頭ホッキョクグマがおったのだが、こいつは餌の出るところに顔を突っ込んでビクともしません。こいつは確実に脱獄は諦めておるようです。ここでの暮らしにすっかり馴染んでおるようです。もうちょっと野生を取り戻した方がいいと思う。
シロクマ
ホッキョクグマ
淵を歩いているのが分かるでしょうか

その次に、アザラシの所に子供たちが集まっておったので行ってみました。
まったく人を怖がる素振りを見せないアザラシ。水から顔を上げるとまるで囲んでいる人間たちを品定めするかのように見回しておりました。
そして人の傍へやってくると、おもむろにアザラシが上体を起こし…。
アザラシ

おおおっ、立った。アザラシが立ったぞ!!
いや~~、すげぇ。ビックリだよ。アザラシが立ったよ。クララが立った時以上の衝撃だよ
風太ブームもすっかり忘れられた今、今度は俺たちの時代だ!と言わんばかりに立ち上がったアザラシ
わしも触りたかったのだが、アザラシを触る子供たちを外側から固めるお母さん軍団を前に、一歩も進むことが出来ませんでした。

その後も色々な動物を見て廻ったかものはし。
いや~、結構色々いたのぉ。夜なんで見られない動物も多いんじゃないか?と思ったが、珍しく多い観客にテンションが上がったのか、妙にハッスルしてる動物が多かった。
まるで見に来た子供たちのリクエストに答えるべく動き回る動物たち。彼らは一流のエンターテイナーじゃのぉ。どこで魅せるかしっかり心得ておるようである。
そんな一流芸人たちを撮るべく携帯を構えるかものはし。
しかし、一流芸人を撮るならそれなりのカメラを使うのが礼儀だろう…と言わんばかりに動き回り、わしの携帯カメラではブレて撮影が出来ませんでした
というか、何だあのハッスルぶりは。あまりに動きすぎである。
トドでさえ上半身を俊敏に動かしてわしに撮影を許さなかったくらいである。キツネや鳥類など撮れるはずもありません。
サル山
探せるものなら探してみろ
…と言わんばかりのサル山

やむなく、室内の動物たちを撮影。
もはや唯一撮れるとしたら、ここしかないようである。
キリン
麒麟です

そんな中、爬虫類館はどうも苦手である。なんか居心地が悪いんだよなぁ。
そんな中、子供たちが集まってるところがあったんで、あそこでは面白いことがあるに違いない…と喜び勇んで行ってみたところ、ヘビの抜け殻を配っておりました。
子供たちは夢中でヘビの抜け殻をもらって友達と比べておるが、遠巻きにしていたお母さんは明らかに引いておった
子供が寝てる間にこっそりと処分されるに違いない。
黄色ヘビ
黄色いヘビ。縁起物ですか?

ということで、一通りは見てきたと思うが…ううむ、やっぱり昼間に来ないとよく分からんのぉ。
とりあえず暗かったんで一人で歩いてもあまり目立たなかったものの、まだ知り合いのほとんどいない土地だから出来た暴挙よのぉ。
益田の立体迷路を一人でやってたら、すぐに町中の噂になりかねません。