2017年10月10日のニュース。

<日本版GPS衛星>みちびき4号機、打ち上げ成功


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三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は
政府の測位衛星「みちびき」4号機を載せたH2Aロケット36号機を
種子島宇宙センター(鹿児島県)から打ち上げました。

4号機は予定通り軌道に投入され、打ち上げは成功しました。


みちびきは、
・1つの停止衛星
 経度を固定したまま赤道上空に静止させた衛星
・3つの準天頂衛星
 日本のほぼ真上に長時間とどまる軌道で、地上から見たときに「8の字軌道」を描がく衛星
の4つの人工衛星から構成されます。

(ご参考)みちびきの軌道

この構成により、これまでのGPSに比べて、
天頂近くに長時間衛星がとどまることから、
山間部やビルの谷間からでも電波を受信しやすくなっています。

またセンチメータ級測位補強を送信するL6信号を使用することで、
精度の高いセンチメータ級測位も可能としています。


「みちびき」の1号機は2010年9月に打ち上げられておりましたが、
今年に入り、2号機(6月)、3号機(8月)、4号機(10月)の3機が打ち上げられ、
4基態勢となりました。

これにより、日本上空を交代で24時間カバーできる整ったとのことです。


(ご参考映像) 準天頂衛星システム「みちびき」