私のきにしーな性格が始まったのは、
中学時代のいじめ  と
それから、暫くしての  メイドカフェ  でのいじめである。

いじめた方は多分もう覚えていない
けど私はいつまでも覚えてる。


昔、今より空気が読めず、言葉選びが下手だった私は、知らない間に周りを不愉快にさせていることが多かった。


悪気もなかったし、私的には普通の感覚だった。


けど、周りの受け取り方は最悪だったみたいで
ある日、店のメイドの一人に意地悪をされた。

富士急ハイランドに行く約束をみんなでしていた。私も誘われていた。
私は店の中では下っぱの若い層だったので
先輩から声をかけてもらえるのは本当に嬉しかったのだが、
暫くして、

ごめん、行かないことになった。

とメールが来ていた。

残念に思いながら、行かないならシフトに入ろうってシフトを入れた。


出勤日、人手不足だとわかって
普段出勤してないレアメイドさんも出勤する事態になっていた。

ふと、休憩中Twitterを見ると、休みのメイドみんなで富士急に行っている写真が掲載されていた。

最初何が起こったかわからなかった。し、胃が急激に痛くなった。

はぶられていた。

それから暫くして、店のオーナーに呼び出され、みんなが君とシフトに入りたくないと行っている。と連絡が。
オーナーは、交代したばかりでコミュニケーションがまだとれてない男性だった。(その前は女性だった)
従業員の立ち位置や関係を知らずに一方的に辞めてほしいと言われたし、
誰が言ってたのか聴いても、そこは関係ない!
とか
話を聞く返事の仕方が生意気だとかひたすら怒鳴られた。

先輩は、27歳、私は15歳。
そんな大人からいじめられるとは思わなかったし、その先輩が筆頭になり、周りのメイドや、オーナーを丸め込んだのも嫌だった。

副店長(女性)とは仲良く付き合いも長くコミュニケーションも取れていたので、
話し合いをした際、卒業式はやってもらえることになった。
当時は、よかった、って思ったけど、
今考えると、本当に理不尽な先輩だから、
副店長も計らってくれたんだろうと思うw
オーナーには逆らえないということだった。

卒業することを卒業一ヶ月前まで喋ったらいけないこと
いじめが原因で辞めたと話てはいけないことが約束だった。
仲の良いご主人様や、推してくれてるご主人様に本当の理由を話せないのはすごく辛かった。

ちなみに、副店長と仲良しだったために、たまに、副店長にタメ口が発動していた(関わりは三年くらい
そうしたら、周りの先輩から、敬語が使えないといじめられた。
怖くなってそれから三年くらい仲良しの人にもずっとタメ口をきくくらいにはトラウマが続いた←
今になると、目上でも相手との関係や仲の良さ、距離ではタメ口きくのはありだし、
実際、その後の人生で、タメ口が話せなくなり、感じが悪い と誤解を受けることもあった。


卒業が決まり次に働くメイドカフェを探した。
せっかくならば、憧れの大手がいいな、と思い切って応募した。

受かった。

すごく嬉しかったし、気持ちを切り替えて頑張ろうと卒業に向けて前向きな気持ちになった。
副店長に連絡すると、すごく喜んでくれた。
安心した。

しかし数日後
副店長からまさかの連絡が。

私をいじめたリーダー格の先輩が、私と同じメイドカフェを受けて受かったという。

衝撃を隠せなかった。

副店長も流石に呆れていたし彼女を首にすることを教えくれた。先方の合格先にも謝りに行ってくれて、先輩は、合格先でも内定取消しになった。

副店長が先輩に理由をきくと

ここなみたいなブスが有名店に豪華したのが悔しくて私も受けた

ということだった。
唖然だった。

私が本当は居たかった店に残れるだけで
彼女は幸せだろうに。
なのに、なぜ、そんな行動に出たのか理解不能だった。

卒業式は私が11月に。
先輩が、12月に行われた。

最後までいじめが原因で辞めることを周りに話せないのが悔しかったが、
店のイメージのためだろうと、呑むしかなかった。


それから5年後

首になった先輩が、何故かまたその店で働くという情報をツイッターで見た。
またまた驚愕だった。

驚いて店に行き、話を聞くと、
もう時効でしょ、大人になったし

みたいに言われて、話を教えてくれたのが好きなスタッフさんだったからその時は流したけど、
でもやっぱり腑に落ちなかった。

ずっとずっと私はトラウマになってるし
心に傷が残っている。
いじめで受けた傷は、いじめられた人にしかわからないと思う。

いじめの経験がない人は、
忘れたら?とか簡単に言う人たちが多いけど、
頭の中にフラッシュバックするし、
忘れたくても忘れられない
恐怖心として心に残ってしまってるものなんです。

でもこれは、本当に経験ないとわからない感情だから、冷たく感じることもあるけど、
仕方ないことなのかなとも思っている。

忘れない方が悪いみたいにさえ捉えられなければそれでいい。


が、しかし、その先輩は、5年ぶりに復帰したにも関わらず割とすぐ店を辞めてしまったようだ。


そういう人なのだ


そういう人に対していちいち何か思う、感じることがどれ程自分に対して無駄なことか、は痛い程理解している。

しかし、やっぱり

残っている。心に。

いじめた人はそんなこと、とっくに忘れてると思う。
けど、いじめられた方はずっと覚えている。
覚えてるというか、記憶に恐怖心として植え付けられているのだ。
いつまでも気にしてないで!
て言われるけど、本当は気にしたくないけど、
傷は深い。


ちなみに、その店の別のスタッフにもいじめを受けた。それも覚えている。
彼女も確か当時20代後半。

遅刻したことをツイッターに晒されたあげく、めちゃ叩かれた。
今時の若い子はーみたいな感じで笑笑

当時は向こうのがフォロワーが多かったのもあり袋叩きになった。

し、その先輩は、最近私がAVデビューしたことに関しても、バカにするようなツイートを呟いていた。
腫れ物に触る感じで。


私を応援してくれてる元スタッフが、私のAVデビューお祝いのツイートをしてくれたのだが、

そんなこと呟いていいんですか!まあ、彼女が選んだ道ですが

みたいな返信をしてて



確かに社会的にはまだ偏見も残る仕事だし、言われる覚悟で始めたけど、
普段絡んでこないのに、そういう時だけ変な呟きをしてこなくていいだろうと思ったし、
やっぱりその人も、 そういう人  なんだなあと。

何年経っても変わらない。

し、私は人にいじめられることが多い人生だったが、何で人は私をいじめるんだろうと
日々研究したり考えたりしている。

持論でその人たちを見るならば、
その人たちの方が人の気持ちがわからない人のように感じる。

でも、わからない。私がいじめられるときは、
私もそうやって言われたことがあるから。


人の気持ちって難しい。
きにしーだと大変だよ、ストレスだよ、体に毒だよって言われるけど、
気にして考えてないと、人を不愉快にさせてしまうような気がするから考えてしまうね。



いじめは記憶に残るよ。

いじめた人はそれを覚悟した方がいい。
嫌いなあの子の記憶の中に、傷としてずっと残ってしまうことを。
それが、いじめた人の背負う責任なのかと思います。


もう8年くらい前の話です。