ではなぜ以前はグレン・グールドが聴けなかったのか。

 

それは、私の心に曇りがあったからなんだなと。

ものごとが、あるがまま、に観えていなかった。

 

 

 

少し前に、一瞬、ものの因果が観えた…ような気がしたことがあって、ああ本当に全ては因果で起こっているんだな…。でも、世俗にまみれるとそのクリアな一瞬もだんだん薄れてくる訳なんだけれども。

 

因果であり必然。

 

 

 

であるから、曇りがあっても、それも必然なんだなぁと。

 

そして、曇りが取れる時はとれるし、

曇りがある必要があって曇りがある時期もある…。

 

 

 

 

だからといって、何かを怠っていい訳でもない。

 

けれど例えば、

努力したいと思えば努力する時だし、

したくないと思えばしない時期である。

 

 

誰かの言葉が通り過ぎることもあれば、

心に留まる時もある。

 

深いところに眠っていて、

何かの時に思い返されることもある。

 

 

 

 

 

 

 

 

そういう、時。