毎日いつも通る道で楊梅の木。

とても良い染料。

 

改めて写真を撮ってみたら。

木がひとつの人格としてそこにいた。

 

自分の中で決定的な

写真を撮ってしまったように感じる。

 

 

 

 

 

 

 

世の中には

色々な舞踊が溢れている。

 

沢山の華やかな言葉と頭の良い言葉達で彩られている。

 

女神、神、古事記、神話に由来する華々しい名前やお題目を見ていたら何だか…

 

 

 

 

 

海底で

昔何かで読んだ印象的な話を思い出した。

 

 

江戸時代の処刑場で斬首を仕事とした人の話。

記憶に残る印象的な罪人の話のいくつか。

 

 

 

禁じられた恋の罪によって、遊女が斬首刑になった。

 

その細くて白い首を見て、刀を持つ手がひるんだ。

 

ひるんだ気配を察して、遊女は首をすっと伸ばしたという。

 

斬りやすいように。

 

 

 

 

 

10本でもまだ足りないくらい映画が撮れそうだ。

 

 

 

神聖さも

強さも

美しさも

 

 

 

どんなに巧みな踊りても

どんなに華やかな踊りても

どんなに聖なる踊りても

 

 

 

及ぶだろうか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

借りて来た言葉ではなく

自分の言葉を探すなら

 

 

 

 

自分はただ、

 

”ことば”と”おと”を動くことを試みる人

 

なんだなと思い。

 

 

 

 

 

 

ただ

”ことば”と”おと”を動いているだけ

 

 

 

 

踊りでも舞いでも何でもない

 

 

 

 

 

動き

 

 

 

 

 

 

 

 

世界の果ての

海底にて