誰もが自分の物語を生きている訳だけれども、長いひとつの物語が終わった。

 

心にしんしんと雪が降り積もっていく。

白くて白い雪。

世界の音は雪にのみこまれていく。

 

けれども同時に春の音が微かに聞こえている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…と思ったら立春でしたよ。

雪は好きだけど寒がりなので嬉しい。

 

沈丁花の香りがする。

 

 

 

 

一時、立ち止まるのも良い。

と、すでにわかっていた。