別冊太陽 宮沢賢治
教師は宮沢賢治の適職だったようで、その面白い授業で生徒達にも慕われていたようです。その中で、宮沢賢治の花巻農学校時代のエピソードを読んで、お腹を抱えて笑ってしまった。
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一方で、ときに度肝を抜くような「賢治先生」の普通ではない姿を見ることもあった。例えば、「ホホホホ〜」と喜びの叫びをあげながら野原を駆ける姿や、月夜の晩にレコードを聞きながら空に向かい両手を羽ばたかせて踊り狂う姿などが目撃されているが、こうした行為も、旺盛な創作活動をもってしても有り余るエネルギーの発露とみることが可能であろう。
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どんな曲で飛翔していたのだろうか。
ツイッターでチャイコフスキーの協奏曲が出て来た。
いやすごい名曲。
それでYOUTUBEでチャイコフスキーを調べたら、吉村妃鞠さんという天才ヴァイオリニストが。名前は聞いたことがあるけれど、聴いたのは初めてだった。
ヴァイオリンの天才と言えば、渡辺茂夫さん。
14歳で演奏ができなくなった。
ドキュメンタリーは涙無くしては観ることができない。
もしかして生まれ変わって続きを!と思ってしまったけれど、
渡辺茂夫さん13歳の時のチャイコフスキー。
魂の演奏。
ヴァイオリンという楽器を超えている。
テクニックがどうのこうのという域も超えている。
チャイコフスキーも超えたのではないか。
まごうことなき音楽の神が降臨している。
そこには音楽の神しかいない。
涙が出る…!。
賢治が飛翔するところは、おそらくこの曲の5分過ぎから何だけど本当に何度聴いても、飛翔するしかない。
チャイコフスキー、無音のヴァイオリンに飛翔の音楽を弾かせるとは!!!
そして何と見事な無音演奏だろう!!!
人間ってすごい!
吉村妃鞠さん