「編集者という病い」
- 著者:見城 徹
- タイトル:編集者という病い
先日発売になった「紀香魂 」、それを仕掛けた見城氏がTVでとりあげられていた。
仕事の努力を他人は運というけど、悪いけど人の100倍こっちはやってきてるんだ、紀香さん、あなたも裏には相当の努力があるよね、というような発言をしていて、へぇー、と。
そして、五木寛之氏に書いてもらうためにねばったエピソード。著作でも雑誌でもなんでも全部、作品を読んで、そのたびに手紙を送った。反応はなかったけれども、17通目で返事がきて、25通目で会えることになったと。
それはすごいなぁと思い、その「編集者魂」を覗こうと本書を読んだ。
…ちょっと期待と違ったのは、これまでの雑誌などの文の寄せ集めだったこと。
テレビで動いて語っている見城氏のほうが、迫力があった。
寄せ集めなので、話題が繰り返すところも多々あり、正直なところ少し疲れた。
ただ、その猛烈さは伝わってきた。
頭おかしいよ!ってくらい、がんばる。そんな必死さ、自分も持とうと思った。