男の子のウサギを飼っている方、必見です!
女の子のウサギは子宮癌が多いのは有名です。
従って、若い時期での避妊手術が推奨されます。
一方で男の子ウサギも、精巣のトラブルが案外多いです。飼い主さんは注意してあげてくださいね。
最近遭遇した二例をご紹介します。
<ケース1 精巣腫瘍>
中高齢のオスウサギは、時々、精巣のチェックをしてください。
片方だけ大きくなっていませんか?
この子の場合、左の精巣が右の精巣よりはるかに大きくなっています!
これは左の精巣が腫瘍(癌)になっていて、その影響で右の精巣が委縮しています。
そう、左右で精巣の大きさが違う場合は要注意なのです。
精巣腫瘍の場合は陰嚢(ふくろ)ごと切除するのがポイントです。
<ケース2 精巣の自咬症>
この子は精巣を自分で咬んで損傷してしまいました。
これを自咬症といいます。
おそらく陰嚢に小さな傷を負い、それを気にして自ら咬んで悪化させてしまったのだと想像します。
ひどい傷ですね↓
手術では両方の精巣を陰嚢ごと切除する、陰嚢切除という手術を実施します。
案外綺麗で、痛々しくない傷口かと思います。
オスウサギの飼い主さん、今すぐタマタマチェックお願いします!!