今回はウッド灯検査という、マイナーな検査をご紹介しますね。
ウッド灯検査は皮膚の病変部に、紫外線を当てて、主に「皮膚糸状菌」を検出する検査です。
皮膚糸状菌とは、「皮膚に寄生するカビ」のことです。
ウッド灯はこちらです↓
皮膚糸状菌が疑われるときだけ登場する、とってもマイナーな機械です。
耳の一部が荒れて脱毛している猫ちゃん。
これだけではいろいろな病気の可能性がありますが、
ウッド灯を照らすと、蛍光緑に光りました!
そう、皮膚糸状菌を蛍光緑に光らせてくれるのが、ウッド灯です。
皮膚糸状菌は、時折見られる疾患ですが、意外と診断が難しいです。
そんな時、ウッド灯検査が診断のヒントになってくれます。
皮膚糸状菌症は飼い主さんにも伝染します
そのような意味でも診断と治療が重要になります。
動物病院には、様々なマニアックな機械があるのです
皮膚科で動物病院にかかった時、ウッド灯を見たらニヤリとしてください。