未避妊のワンちゃんは要注意です!

発情後1-2か月は子宮蓄膿症が発症しやすいです。

子宮蓄膿症は子宮に細菌が感染し、膿が貯留する病気です。

死に至ることもある怖い病気で、早期の治療が必要です。

 

具合悪い、食欲低下、陰部からのおりものなどの症状がでたらすぐに病院へ行きましょう!

 

Sちゃんも上記のような症状がでて来院されました。

 

エコーで確認すると、明らかに子宮が拡張していました。

 

状態の安定を待って、卵巣子宮摘出を実施!

 

真ん中に見えているのが、異常に拡張した子宮です。

膿がたまっています。

 

摘出した子宮です。

中を開いてみると、子宮内膜も異常に肥厚していました。

 

子宮蓄膿症は手術が終わってからも気を抜けません。

術後の腎不全や多臓器不全に注意して点滴治療をします。

 

幸い、Sちゃんは3日で元気に帰宅しました。

おつかれさまでした。