入院3日目
手術日
朝からいつも通りの検温と血糖値。
昨日から絶食なので、栄養剤的なものの点滴はついています。
昨日の下剤が効きすぎて、何度もトイレに行きました。
手術に行くまで下痢がヤバかったです…

特に何時に何してくださいみたいな指示はないので、自主的に歯磨きと着替えを済ませる。
この間に主治医が「頑張りましょう」と声をかけてくれる。
着替えは手術着と紙パンツと弾圧ソックス。
もし弾圧ソックスが履きにくいなら手伝いますよーと看護師さんは言っていたが、特に問題はなく普通に履けました。


ちなみに手術着などのセットは前日の夜に持ってきてくれています。
手術後はリカバリー室(ナースステーションの横)に移動となるのですが、ベッドも床頭台もそのまま移動してくれるので、特に荷物をまとめたりはしなくて大丈夫でした。
ただ手術後はどうしても身の回りの世話を看護師さんにお願いするので、
バスタオルや下着など何枚かだけまとめてエコバッグに入れてました(何をまとめておいたらいいかは前日リストをくれて、看護師さんもチェックしてくれてました)。
なので、手術直後は看護師さんはそこを覗いて、荷物を出してくれたりします。

手術は8時予定でしたが、準備が出来てないとのことで、どんどんズレて9時になりました。
歩いて手術室に向かうと、病棟の看護師さんから手術室の看護師さんに引き継ぎがされます。
ちなみに両親とは手術室前でお別れです。
頑張れと言われましたが、この時点でも「寝てるだけだけどなー」と楽観的な自分がいます。
手術室はズラっとあり、別世界のようでした。
手術室の中に入ると看護師さんたちがテキパキと作業していきます。
手術着もべりっと剥がされます。
まずは背中の麻酔から。
本当に背中の麻酔が痛かった。
それ以外手術のことは覚えてないぐらい耐えきれなかったえーん
次に気付いたときは⚫⚫さん終わりましたー今15時です!!と話しかけられ、目を開けた感じだったと思います。
17時ぐらいになるという話でしたが、めっちゃ早いなーということと、私が覚えているのは痛い、吐きそう。もうそれだけ。
身体が赤くなってるところがあるみたいで、なんかのアレルギー反応出てるかもと看護師さんや助手の人達がザワつきながら手術室の外へ。
ドアの外では両親がスタンバッてました。
「脾臓取らずに済んだよ」と話しかけられましたが、ぼーっとしていて「痛い」しか多分言っていない(笑)

そのまま、病室へ。
病室には入れないので(患者以外は病室とデイルームの間の廊下まで)両親とはここでお別れです。

そしてここから地獄の時間。
吐き気と痛みが地獄。
硬膜外麻酔は痛くなったらボタンを押して自分で痛み止めを入れる方式なのですが、押しても全然良くならない。
吐き気止めと痛み止めを追加してもらってもどうにもならない。
結果、この数時間後に身体を動かしてくれた看護師さんが気付いてくれたのですが、背中から大量の血が出ていました。
硬膜外麻酔がしっかり入っておらず、全然効いてなかったようです。
いや、マジでヤバいぐらい痛かったです。
先生が何度も繰り返していた「頑張ってね」はこの痛みのことだったんだわ。
最初から手術後の痛み頑張ってって言ってよと何度も頭で反芻したことか。

ちなみに実際に吐いたのは2回ほど。
吐くと内臓が出てきそうなぐらいグルンと動いて、痛みと気持ち悪さで最悪アンド最悪。
この吐き気は全身麻酔による副作用のよう。
いやいや、麻酔って最悪ですがなゲロー

急遽硬膜外麻酔が効いてないので、痛み止めをさらに増やしてもらうものの痛いのには変わりない。

時間聞いたらまだ2時間しかたってなくて、まだ地獄の時間が続くのかと思った。
なので、それ以来時間を聞かなかった(笑)

この日はリカバリー室なので、手術直後の患者さんたちばかりです。
隣のおばあちゃんは手術直後でも痛くないと言ってました。
硬膜外麻酔ー!!

ただこの硬膜外麻酔が効いてなかったのが不憫に思われたのか、看護師さんはみんな優しかったです(元々から優しいんですけど、余計そう思えた)
痛みが少しでも強くなると、ナースコール押してました。
色々な管が繋がっているので、まっすぐにしか眠れないんだけど、そうすると腰が痛くなるので、
左右に交互に枕を入れてもらってました。
管が繋がっているのでだけではなく、横向きにするだけで激痛なので、しばらくは横向きというか寝返りすることも出来ませんでした。
こういうのも教えといてよー先生(笑)
何、手術って全然楽勝じゃないじゃん!!と手術した後に後悔しましたゲッソリ
そんな後悔とナースコールを押し続けることを繰り返しながら、手術当日は終わりました。