昨日フェイスブックで同業者の先輩が、お客様からのお礼状をご紹介くださっていました。![]()
どんなに腕が凄腕でも、名工や名人と言われる人でも、お客様を後回しにしたり、手慣れた仕事で、接客はいい加減では、技が先に立ち商いが後に回ります。それを本末転倒と言います。
今朝メールを開けると、どういうわけか、私もお客様よりのお礼状を頂いていました。
ご主人の実印をご注文下さったのですが、「うつくしい」というお褒めの言葉を頂きました。
職人を殺すのには、刃物は要りません。
「下手くそ!」という言葉だけでよいのです。
逆に、「うつくしい」というお客様からの言葉は、糧になり、栄養剤を頂いたような気分になり、元気に仕事ができます。![]()
有難うございます。
写真は、すべて印章を彫刻する刀です。
全て印刀といってしまえば、それまでなのですが、それぞれ役割を持っています。
一番右端の物は、主には石の落款印などを刻する刀です。
他は、実用印章の木口刀と言われるものです。
木口刀で、石を彫刻すれば、刀がガタガタになり、次に使えなくなってしまいます。
実用印章、柘や水牛、象牙を右端の篆刻刀で彫刻される流派もあると聞いていまし、関野香雲先生は、実印であろうが社名巻きの代表社印だろうが、篆刻刀で刻されたと聞いております。
力強い表現ができる事だろうと思いますが、やはり緻密な流麗な線の表現には限界があると思います。
道具には、それぞれの役割があるように、人にもそれぞれの役割があります。
違ったところに置かれると、本来その人が持つ特性が発揮できなくなってしまいます。
私にも役割があると思います。
明日は、ハンコ組合の総会です。![]()
その翌日は、技術講習会で、新規の方が来られます。![]()
自分の役割をしっかりと意識しながら、持てる力を発揮したいと思います。![]()
