はんこや夫婦のつれづれ日記

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黄綬褒章受章・現代の名工・なにわの名工・厚生労働大臣検定一級印章彫刻技能士・愛知県印章協同組合技術講習会特別講師・全国印章技術大競技会審査員の「きあんおじさん」が、はんこのうんちく・職人としての生き方・はんこ業界のあり方を綴っております

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お蔭様で、平成26年度「現代の名工」を受賞させていただきました。


有難うございました。



平成29年秋 黄綬褒章を受章させて頂きました。

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鎌倉を驚かしたる余寒あり

【作者】高浜虚子

 

 

今季最強の寒波到来とのこと。明日は、選挙とオリンピックでテレビはジャックされているし、外は寒い。楽しみにしていた『豊臣兄弟』と『京都人の密かな愉しみ』もやらへん。当然と云えばそれまでだけれど、おもろない日やな、明日は。

オリンピックのテレビジャックはもう少し続くようである。しゃあないな。

 

 

宮本輝を久しぶりに愉しんでいる。『よき時を思う』・・・なかなか面白い。

書評ではなく、気に入った文章があったので、抜き出してみる。《見ていると幸福な気持ちになる。それはやがて「もの」ではなく幸福そのものになる。》そう思われるような「もの」を作りたいと、このごろ凄く思う。しかし、これは製作者だけの努力ではどうにもならない。もう一つ抜き書きしてみよう。《装飾品以外は、使わなければ死んでしまう》製作者や使用者の何かが一つにならないと、幸福そのものにはなり得ないのだろうと思う。しかし、製作者はそうあって欲しいという純粋な思いで作らねばならない。そのためには、良い素材を用いて自らの技量を高めるように、そこに向かわなければ、使用者の思いをくみ出せない。技量は、技術だけではない。勿論パホーマンスでないことは確かであるが、坦々とした自らを出せる何か、《その跡が淡ければ淡いほど、浮かび上がる陰影の濃淡は深いのだ》そういう深みを得たいこの頃だが、印面に向かう度に自分のいたらなさを痛感します。

 

 

明日は、寒くテレビも面白いものがないので、『よき時を思う』を愉しみながら読了しよう。