(プールと銃口 ジンくんの)寝室から

(プールと銃口 ジンくんの)寝室から

プールと銃口というバンドでギターボーカルをしている私の所感等

Amebaでブログを始めよう!
◆01.名前のない関係について
(8/21~8/28までの期間限定フル試聴!)

  ▼歌詞
  ▼構成
  ▼作曲面について
  ▼楽器について
  ▼歌詞について
  ▼イチオシコード進行

◆01.名前のない関係
仮タイトル「名前のない関係」
略称「ナマカン」

▼歌詞
頭の片隅、桜木の風景。僕らは知らない季節を過ごしていた。
思い出の中で、傘を差す少女。透き通ってゆく腕、掴み損ねたまま。

解かれたリボン、揺れる色。忘れないようにビー玉の中へ。
確かに有ったから、嘘でもいい。
思い出している、

その物語は

「名前のない関係」
檸檬を齧ったあの日の事。
テグスが繋ぐ小指と小指、誰も知らない、それは

「二人だけの秘密」
そんな綺麗な言葉じゃ表せない。
この街に咲く呪い、青い春の…

靴を捨てて大人になれるなら、
化粧をして可愛くなれるなら、
窓を開けてこの夜を越せるなら、
水の中で呼吸ができるなら、
それは幸せ。

雨の中で踊る2人、小さな魔法を罪重ねて。
色褪せてゆく写真。まるで、それは映画のようで。

その秘密も、罪も、海も、全てを抱えて僕らは行く。
この街に咲く呪い、青い春のBOY MEETS GIRL。

▼作曲面について
イントロアウトロ7拍子、Aメロ4拍子、Bメロ3拍子。
銃口流の弱虫パワーポップです。

春!!!
今まで春の曲は書いたことがなかったのですが、挑戦してみました!
春の暖かさ、どこか切なくてハラハラしてしまう感じ、出せたと思います。

今年3月、森順解散企画で一回だけ披露したんですけど、その時とは主にBメロが違います。
元はBメロ、しもちゃんボーカルの予定だったのですが結局僕が歌いました。

パワーポップとマスロックをミックスするアプローチは、QOOLANDが「ブルーアルバム」などでやったそれですが、銃口なりの一つ正解を作れたと思います。

大阪の、ナードマグネットというバンドをご存知ですか?
本当にかっこいいバンドで、大阪までワンマン見に行ったこともあるのですが、そんなナード愛を爆発させて作りました。
愛故に、ただの真似事にはならないように、真摯に、ひたむきに、努めたつもりです。
いつかまたナードと対バンして、この曲をやりたいなあ、なんて思いながら作りました!
(と、書き溜めていたところ、7/30に急遽ナードマグネットとの対バンが決まり、演奏できました!!!やった!!!


すださんをキュンとさせたぞ!!!!)

普段ならボツにしてしまうくらいの愚直なメロを、今回はここぞとばかりに使いました。思わず口ずさめ〜〜〜!
サビは「名前のない関係」ってワードにメロつけるならどうかな〜とかで作った覚えがあります。

ドラム、僕が考えた所としてはBメロ「忘れないように」のところのマスいフィルなんてどうですか?
自分が叩かないからってそこそこめんどいコンビネーションさせましたけど!(ごめんなさい)
田中なりの解釈も多々盛り込まれた、いいドラムになったと思います。

また今回、ベースはほとんどしもが練り直してくれたのですが、Cメロ「靴を捨てて〜」のとこなんて良いですね!
俺はベースのフレーズ考えるのが鬼苦手なので、こうやってメロディアスなフレーズをぶち込んでくれるの助かります。

ギターは全部気に入ってるのでもう何も言いません!
あとハンドクラップ最高じゃないですか?ライブでやってくれたら嬉しいです。
このアルバムはとても3人で作った感があってよいです。新しい銃口をとくとご覧あれ〜〜〜

イントロの7拍子とか、Bメロで3拍子に移行するところとか、言われなきゃ気づかないだろーってくらい自然にできた気がします。
実際、「名前のない関係」は変拍子ないんだね〜なんて声も頂いたらしい!ど頭から7拍子ですが!笑
銃口のコンセプト、不自然じゃない変拍子!今回もいい線いけたんじゃないでしょうか。
フィルの一打一打までこだわって作ってます。

▼歌詞について
友達以上恋人未満じゃないですけど、これってなんていうの?なんて間柄、ヤキモキしちゃいますよね。
実らなかった甘酸っぱい恋とか、一番エモいよね!

解かれたリボン〜ビー玉のくだりは、CIDER GIRLからビー玉のモチーフを継承して膨らませた感じです。
ビー玉の中身ってうねうねしててリボンみたいでかわいいですよね。

テグス、僕の周りではあんまり認知度が高くなかったんですが、平たく言えば釣り糸です!
透明で硬いナイロン製の糸で、ビーズのアクセサリーとか作る時とかも使うので、お家にある方も居ると思うのですが。

赤い糸じゃなくて、透明な糸で結ばれた内緒の関係だったり、
硬い糸なので指に結びつけるのに少し痛みを伴ったり、
片方が引っ張ると引っ張られた分だけ痛かったり、
ただの透明な糸じゃなくて、実は本当に"釣り"糸なのかもしれなかったり、
しますね!

秘密の関係にはそれ相応の理由があるものですし、必ずしもいい理由とは限りません。
色恋沙汰には罪が付き物なので…ああ、海になりたい…

ちなみに、BOY MEETS GIRLで締めたナマカンですが、次の曲natsumachiの第一センテンスでまたBOY MEETS GIRLが出てきます!
このスピード感のある繋ぎどうでしょう!春から夏は一瞬ですね〜〜〜

▼イチオシコード進行
Aメロ
|A|D#m7-5|Bm7-5|E7sus4|
|A|D#m7-5|Bm7-5 E7sus4|AM7|

すごい地味なんですけど、気に入ってて
ギターのフィンガリング込みなんですけど、
A x076xx
D#m7-5 x6767x (3,4弦が上と同じ)
Bm7-5 x2323x (フォームが上と同じ)
E7sus4 x20200 (3フレットから指離すだけ)
って動いてて、フィンガリングが本当に無理なく美しいんですよね、Aメロ!
D#m7-5はほぼDM7、Bm7-5はほぼDmで、ルートが違うだけ、みたいな感じです。

イントロもさらっとクリシェ的な動きしてたり、サビもかなり展開多めでドラマチックな進行してるんですが、キリがないのでここまで!
あ、サビでハヌマーンの若者のすべてのオマージュあるので、よかったら探してみてください!

「その秘密も、罪も、海も、全てを抱えて僕らは行く。」

うーん、秘密だぞっ!
◆03.影を落とすについて

(8/14~8/21までの期間限定フル試聴!)

  ▼歌詞
  ▼構成
  ▼作曲面について
  ▼楽器について
  ▼歌詞について

◆03.影を落とす
仮タイトル「影のない人」
略称「影」

▼歌詞
ああ、僕は見ていた。
両手を離し落ちてゆく風船の、溶ける、大空。

本当に欲しかったものと、必要だったもの。
大切なものは、どこかへ。

18月、白昼。少女の影は薄く、水面のように波打っていた。
「君はどうしてそんな悲しい目をしているの?」
靴を脱いで、海へ投げる。いつだって悪者は自分だ。
頭が痛いふりはいつまでも慣れない。
本当の事だけを言って生きていたかった。 

気づいた時には未知は無く、舗装された道路が伸びる。
僕の家があったはずの場所。青いはずだった空。
幸せはまあるい形をしているんだって。
ねえ、君は、知っていたのかい?

夏の日の午後、踏切の中、手を振る君を見た。
それは映画のワンシーンのようで、信じられない光景さ。

台詞のない舞台の上では、呼吸の音すらも聴こえない。
回想の中、崩れ落ちる街を眺めている。

彼女は影を落とした!

▼構成
前半3拍子、リズム隊が遊び尽くします。
後半は6667,6666ときて、5,6,7,8拍子のオルタナタイムに突入。
12拍をギターは5拍子ノリ、ベースは3拍子ノリ、ドラムは4拍子ノリで割るポリリズム的アプローチから、4444,446で歌が乗り、ラストは3拍子に戻ります。

▼作曲面について
好き放題やりました!!!
銃口のオルタナ魂を炸裂させた一曲です。
5,6,7,8とかいうバカしかやらない拍子、考えるの楽しかったな〜

この曲はリズム隊の絡み方までスラスラ書けて、去年の秋頃だったかなあ。
でも難しくてライブでやってなかったんですよね。初出しですね。

拍子やリズム隊の絡みで遊んだ曲なので、コード進行に関してはかなり単純で、
全部開放弦混ぜてて響きは結構複雑ですが、大雑把いうと
C Bm7 Am7 G
G D/F# Em7 C Am7 D
C D Bm7 Em7
の3パターンしかほぼ出てきません。(ポリリズムパートは書き表しづらい)
なので今回はイチオシコード進行無しです!
強いて言うなら王道進行ってやっぱり強い!くらい!

前2曲と後1曲がほぼ語りなしなので、ここぞとばかりに喋りました。
メンバーに送るデモを作る段階でなんか喋り入れてみよう!と思って一発原稿なしでとってみたんですが、ほぼそれそのままです。

こんな一般受け度外視ソングですが歌メロがいいですね…それにかぶさるコーラスのメロもまたいいですね…
「夏の日の午後、踏切の中」の最後の「中」でコーラスが上行くのがポイントです。
ここだけ当て方を変えてるんですね!実はこのCDの中で一番好きなパートかもしれません。

この曲は、「(夏を思い出す時期としての)秋」ソングなのですが(素直な秋ソングが書けなかった)、夏を思い出しているので、ナツマチで使ったコードでほぼ同じアルペシオパターンやドラムのフィルなどが随所に登場します。
なのでキーも同じG(G#)になってます。

▼歌詞について
前述の通り、(夏を思い出す時期としての)秋ソングです。
歌詞のテーマ的には農民とのリンクもありまして、ちょっと重い内容だったり、そうじゃなかったりします。

夏目漱石が「こころ」で説いたような、人間の弱い所を僕も説いてみました。
風船はジャケット裏にも描いてもらいました。とても好きなモチーフです。

失ってから初めてそれがどれだけ大事なものだったのかに気付いた経験、誰しも有ると思います。
それが自ら手放したものでも、無くなったり、誰かに取られると「やっぱり自分のもの!」なんて言いたくなってしまう。

欲しいものと必要なものは必ずしも同じとは限らなかったりします。
日々、選択の連続ですが、どれくらい正しい選択が出来ているのでしょう。
選択に、正しいも間違いも、本当はないのかもしれないけど、どうしても考えてしまいます。
あの時ああしていれば。あんなこと言わなければ。
今の僕にとっては、それはやっぱり間違いだったのだと思います。

また、踏切も大好きなモチーフで、さよアクにも登場しましたが、今回は少しニュアンスが違います。
自ら死を選ぶというのは、僕にとっては笑ってしまうくらい愚かしいことだけど、誰かにとっては唯一の救いであるのかもしれませんね。
そんな風にはなりたくないし、絶対になって欲しくなかった。

振る振られるも、死別するも、同じ別れであるし、
もっと言えば、例えば付き合っていた人と別れたとしたら、彼女(彼氏)という立場である相手は死に、他人という立場の相手に生まれ変わる、とも取れると思います。

今日の自分は眠りにつけば死んでしまって、明日の自分が再び生まれる。
そんな風に考えたとき、現在というものは取り返しのつかない、かけがえのないものだと、改めて思えます。
後悔のないように生きる事は不可能ですが、幸せだったと思って死んでいきたいし、
次に生まれるときも未来にワクワクしながら生まれたい。

影(かげ)を落と・す
①光をなげかける。
②自らの影を他の物の上に現す。また,自らの姿を水面などに映じる。
③不幸・不吉・不安などをもたらす。
(大辞林 第三版より)

自分の影は自分がいなければ生まれないもの。
街は自分を映す鏡で、影はその像、自分そのもの。
でも、彼女の影は薄く、今にも消えてしまいそうな灰色の半透明でした。
それはとっても心許なくて、すごく美しい。
彼女はどこかに影を落としてきてしまった?
なんて思って、この曲を書きました。

今ではとっても深い影を伸ばして街を闊歩する少女。
でも、そんな少女を追いかけているうちに、今度は僕が影を落としてしまったのかもしれません。

風船を手放したのは、知っていたのは、影を落としたのは、どっち?

僕はたまに自分の影を忘れてしまいます。
あなたの影はどんな形をしていますか?

「夏の日の午後、踏切の中、手を振る君を見た。」
◆04.ナイトフィクションについて
  ▼歌詞
  ▼構成
  ▼作曲面について
  ▼楽器について
  ▼歌詞について
  ▼イチオシコード進行

◆04.ナイトフィクション
仮タイトル「しもボ(しもボーカル)」「地学部のうた」「宇宙兄弟のオープニング(一曲も知らない)」「ヤギガール」
略称「ナイフ」

▼歌詞
夜になって、僕らは旅に出る。
彼らが見られなかった結末を!

「この秘密に色がついて街になるの。」

デタラメに列を成す蟻の群れは、神様がついた嘘。くだらない絵画。
次に言うべき台詞は浮かぶのに、昨日、食べた手紙が胸につかえてる。

覗き込んだ銃口の向こうで、渦巻く、腐く深い海。
馬鹿馬鹿しい喜劇のような生活。

すべて捨ててしまえ!

夜になって、僕らは旅に出る。
彼らが見られなかった結末を!

「この秘密に色がついて街になるの。」

―地図を書いた。

「あなたとこの冬へ、また戻ってこられたら幸せでしょう?」
「その記憶はあなたを包む海のような…」
「この秘密に色がついて街になるから。」
「おやすみ。また季節が変わる前に。」

▼構成
サビの拍子が8687888、落ちサビ前に6が挟まります。それ以外は4拍子。
サビ始まりサビ終わりの銃口いちコンパクトでガツンとした曲です!

▼作曲面について
初のしもちゃんボーカル曲!どうだ!可愛いだろう!
しもちゃんをこのバンドに誘うきっかけになった大きな要因の一つに、彼女の声がありまして、
しもちゃんの声が好きだから、歌ってほしかったんですよね!
natsumachiでも歌ってもらったけど、がっつりメインも最高だな〜(何より俺が歌わなくてよくて疲れない)

曲としてはサビ始まりサビ終わりで、タイアップ貰えるようなガチ売れ線、キラーチューンを作ろうと思って作りました!
宇宙兄弟見たことないけど、宇宙兄弟のオープニングのつもりで書きました(ファンの方すみません)。
とにかく銃口のキャッチーな部分を前面に、これからもずっとやっていけるように(ずっと俺がライブで楽できるように)、大切に作りました。

コードがとても綺麗です!ほぼコードストロークでアルペジオなど無いのが惜しいですが、ボイジングや進行は一番気に入っているかも。
この曲は6割方キャブスのcamm avenをコピーした時に得た手癖で出来上がっています。

コード進行も結構ハズし多めで、キーがE(カポなしでF)なのですがBメロでCM7(C#M7)とか結構キいてると思うんですけど、サビ終わりなんてFM7(F#M7)で終わってしまいます!
銃口はずっと変拍子の面白みを最重視してきていたのですが、盟友アッシーンの影響などあり、コード進行にも凝り始めました。

この曲、最初に作ったときはCメロがあって、曲のコンセプトも全く違ったのですが、そのCメロが完全にアッシーンの「性本能と水爆戦」だったので、結果ほぼ全カットしました。
ただそれでもなお随所に影響は見られると思うので、僕のアッシーン愛を感じてください!

銃口の曲でタッピング入れたのはこれが初めてか!
Aメロでタッピングしました。ちょっとマスっぽいフレージングしたんですけどどうでしょう?
いずれはタッピングボーカルもしたいですね。

イントロのドラムのビートはO-Crestでよく聞く(※イメージ)大ぶりな四つ打ち!
銃口、本当はかなりがっつり手とかあげてほしがるバンドなので、もし熱意が伝わったら拳をあげてくださいね!
銃口の曲って気づくと長くなりがちで、この曲はコンパクトでインパクトの強い曲に、と、ほぼ3分ピッタリくらい!短めです。
いろいろなチャレンジがありました!うまくいったかな?

▼歌詞について
himitsu_no_kisetsu4曲目はもちろん「冬」曲。
冬って空気が澄んで、星を見るにはいい季節なんですよね。
ちなみに僕は夏生まれでこんなバンドやってますけど、冬のが断然好きです。

内容としてはまず、
あの時言えなかったこと、思い出してしまう。
この気持ち、墓場まで持ってくんだろうな。
みたいな思い出を、時化ないうちに曲にしてみました。

山羊座自体は冬の星座じゃないんですけど、山羊座生まれの人は冬生まれで。
手紙食べちゃうの、可愛くないですか?
仮タイトル「ヤギガール」はここからきました!笑 (スペシャルサンクスAPRIL MONETもくれん、まさおか)
実際手紙食べたのは自分なんですけど!
「忘れてはいないと信じている、あの冬につけた名前を。」
と、農民にも繋がる部分ですね。

僕、高校の頃、地学部っていう、天体観測するとかいう大義名分を掲げては集まってマリオカートするだけの部活に入ってたんですけど、それの歌でもあります。
天文部って言ったほうがわかりやすいのかな?一応地層見に行くとかいうフィールドワークもあって、まあただの散歩だったんですけど。
フォーク部(という名前の軽音部)の副部長だったにもかかわらず、うだつのあがらない非イケイケの僕は、学校で居心地がわるくなるとイケてない仲間達と地学室に集まってマリオカートをしていました。

ただ、僕地学選択でもなかったし、天体観測とかプラネタリウムなんてBUMPでしか馴染みないし、ちょっと君の知らない物語が好きなだけのイキったオタク、地学部的にもかなりのクズで。
その、プラネタリウムも天体観測もべつに好きじゃない、というところを歌にしました!
なんだかんだで楽しかったです、地学部生活!

まわりみると、早くもバンドを辞めていく人がたくさんいて、俺だけは絶対に頑張らなきゃ、って思います。
曲はなかなか書けなくて、実力は伴わなくて、焦ってしまうこともあるけど、そんな自分に俺が女の子になって曲作りやバンド活動について説いてあげた曲でもあります。

よく話すことなんですけど、世の中数あるいい曲の中で自分にとっての名曲って言えるものって、きっと「その曲を聞くとあの頃を思い出す」とか、そういうエモーショナルトリガーになってる曲だと思うんですよ。
曲って単体でも十分最高だけど、結びついてるものが多ければ多いほど、自分のなかで存在がでかく重くなっていく。
聞くと感覚がフラッシュバックするような曲、誰かを思い出す曲、それって自分の中にしか無いものだし、他人とは全てを共有できないからこそ、その曲をちゃんと愛せるじゃないですか。
だから、僕は「銃口の曲を聞くとあの夏を思い出す」とか、そういうエモトリガーになったらいいなって思って曲を書いてます。
himitsu_no_kisetsuも、この2016年の夏に戻ってくるための地図になったらいいな。
ということを書きました。

自分の思い出や秘密を擦り減らして、街を、地図を、作る。
いつでもそこに戻ってこれるように、忘れないように。
そういう思い出って、自分にとって絶対大事なもので、いつでも自分を包む海のようなものなんじゃないかと思います。
救いにもなれば、時には溺れてしまうこともある、とても大きいもの。
僕の思い出や思想は、具体的に皆さんと共有はできないですが、
こうして曲として少しでもシェアできたらうれしいですね。

だからべつに普通の思い出ソングでもありますし、天体観測好きじゃないソングでもあるし、バンド頑張るぞソングでもあるし、ハウトゥー曲作りソングでもあるし、エモトリガーソングでもありますね。
ごった返してんな!

▼イチオシコード進行
サビ
|AM7|Am6|EM7|C#m7|x2
|Bbm7-5|Am7|G#m7|C#7|
|Am6/C|FM7|

キーはE(カポなしだとF)です。
Bメロも面白いのですが、表記が難しいのでサビで!
ボイジング込みなところありますが、大枠はこんな感じ。
C#7からAm6(≒C)は裏コード的解決が見られますね?(昨日思い出した中途半端な知識)
そこからFM7で引っ張る!キーEなのに!
後半はなかなか落ち着かせてくれない、ハラハラ進行ですね。

「―地図を書いた。
『あなたとこの冬にまた戻ってこられたら幸せでしょう?』」
■もくじ
 ◆PVについて
  ▼ストーリー
  ▼構想
  ▼撮影
  ▼モデル

 ◆natsumachiについて
  ▼構成
  ▼作曲面について
  ▼楽器について
  ▼歌詞について
  ▼イチオシコード進行

◆PVについて

▼ストーリー
銃口メンバーの元に夏がやってきていたずらをして気づいてもらおうとするのですが、
銃口メンバーは夏が来たことに一切気づかず、サイダーガールをガン無視し続けます。
しびれを切らしたサイダーガールは最終兵器の水鉄砲をつかって銃口メンバーを水浸しに。
やっと自分に気づいた銃口メンバーに満足げな少女は、笑顔を浮かべ消えてしまいます。
夏を待っていたはずの僕たちの元には、もうとっくに夏が来ていたのでした。

▼構想
実はnatsumachiは本来リード曲でもなかったし、PVを撮ろうとも思っていませんでした。
APRIL MONETとのスプリットの件もあり、一番早く仕上がった音源がnatsumachiだったことと、
ちょうど撮影時期が夏(6~7月)だったので、都合がよかったからです。笑
後述しますが、僕ナツマチのこと最初すごいパッとしないB面曲だなあとおもっていて、
これでPV撮るのはどうなんだろ~とまで考えてたのですが、
結果こんなキラーチューンで、こんないいPVになって、すべて結果オーライですね!笑

「街について」が2種類の演奏シーンミックス、「寝室から」が一回しのドラマシーンメインだったので、
「natsumachi」は演奏シーン1対ドラマシーン1で正統派のPVを作ろうとこのような形になりました。
また、今までバンドメンバー(主に僕)がメインの映像だったので、
「もしかして対して顔もよくないボーカルがPV出しゃばってるから売れないのかな…」
と思って、ドラマパートは可愛い女の子モデルメインにしようと373ちゃんをキャスティング。
結果大成功でしたね!可愛い女の子出したから売れてくれ~~~涙

ラスサビ前の風鈴のくだり、とってもPV然としてて最高ですよね!やりたかった!
夏(サイダーガール)の叫び声、透明で風流ですね。
ちなみにブツは100均、音は後付けです!



▼撮影
撮影は毎度おなじみせきも(http://sekipic.wix.com/sekipicweb)!
今回は編集もすべて彼!
わざわざ書くなら監督僕、撮影編集せきも、構想プールと銃口といった感じでしょうか。
毎回本当に質の良い画をとってくれるせきも。銃口がここまでこれたのも、確実にせきもの写真や映像があったからです。
俺が音楽バカである以上に、あいつは本当のカメラバカなので、頼もしい限りです。これからもよろしく!
彼もいろんなイベントやバンドのカメラクルーとしてちょこちょこ仕事したりしてるそうなので、是非頼んであげてください。

▼モデル
そしてサイダーガール役に373!
彼女に関してはどこまで書いていいのかわからない!笑
とりあえず、僕がただの373ちゃんのファンだったので、声をかけて無理なスケジュールのなかでてもらいました。
本当に可愛い………思い描いていたとおりの最高のPVになりました。



◆natsumachiについて
仮タイトル「natsumachi」
略称「ナツマチ」

▼構成
基本は4拍子、Bメロに5拍子が2回出てきて、サビ「残像〜」の所だけ3拍子です。サビ後の間奏は7拍子!

▼作曲面
2nd収録のCIDER GIRLの続きモノです。言うなれば「CIDER GIRLⅡ」。
ベボベでいうBREEEEZE GIRLに対するBREEEEZE GIRLⅡ(向こうは続きモノじゃないので厳密に言うと違いますが)です。
コンセプトはまんま「ベボベがナンバガ感を出して作る曲」だったのですが、うまく銃口流に消化出来たかな!と思います!
頭のコードストロークから騒やかでいいね!!!
この曲がこのアルバムの中で一番古い曲で、このアルバムを、これからの銃口を方向付けた大事な曲です!

とにかくサビ「残像、焼きついて離れない!」のために作った曲みたいなところあるので、ボーカル吉本あずさを堪能してください!!!
あそこだけ3拍子なのニクくないですか?ライブではあそこで俺とドラム田中のにらめっこタイムです。

僕がもう一つやってるバンド、エイプリルモネのスタジオではBメロ語り「誰かの幸せが〜」でちょけるくだりが少しだけ流行りました。
語りってふざけて真似するともれなく楽しいので、してみてください(?)


一つ小ネタ!ラスサビ終わりの「ワンツー」なのですが、先日閉店した地元のスタジオ、ペギーデイのBスタでボイスメモでとりました。あの日は閉店作業中だったなあ。
めちゃくちゃ音質悪くて、使わなくても良かったんですけど、今はなきペギーの空気を少しでも入れておきたくて、使ってみました。

ナツマチ、スプリットのミックスとPV音源のミックス、このアルバムのミックスそれぞれ違います。
手直しに手直しを重ね、これで完成です!
ギターのローが削れて、ベースドラムの低音が締まりました!
もうスプリットのバージョンは聴かないで!笑



▼楽器について
お得意の開放弦を交えたコードバッキングがいつにも増して目立っております。
バレーコードはサビのB7とCメロのBm7→CM7の部分以外使ってないはず。
キー(プレイ)がGの曲は開放弦入れやすすぎて全部入れちゃうくらい入れますね〜〜〜響きが綺麗でよいよい〜〜〜

リードギター的ギターはレコーディングに際して付け足す感じで考えるんですけど、Bメロのトレモロかかったリードのフレーズは本当に切なげでいいですね。

ベースソロ以降ラスサビ前まで、ギターにオクターブリバーブをうっすらかけています。綺麗だな〜!
オクターブリバーブ使い始めたのは言わずもがなPeople In The Boxの影響です。
いずれ月曜日消失のアタマみたいな使い方もできたら良いな〜

ベースはナンバーガールよろしくルードかつ直線的なベース…はさよアクでやり切った感もあり
あれよりはメロディアスに仕上がったかな、と思います。
7拍子の間奏ベースソロでは俺が好きなやつやらせました!
ちょっとリズムとりにくいよねああいうの、すまねえ~
イントロのキメ→ベースなんてキマるとかっこいいんですけどね!

ドラムはBメロの5拍子のところとかベースソロからのドラムインとか、
田中が大好きな左手ダブルストロークで3連符ズタタズタタするやつですね。あいつ本当好きだな~
「影を落とす」の5678拍子タイムでも出てくる、ちょっとだけ伏線めいたフィルです。
一番かっこいいのはスプラッシュが絡むラスサビ「僕を惹きつけて離さない~」のところのフィル!
スプラッシュの使い方はセンス出ますからね~いいぞ田中~!



▼歌詞について
「名前のない関係」の最終センテンスで使った「BOY MEETS GIRL」を、
natsumachiの第一センテンスでいきなり使う、スピード感のある繋げ方のほう、いかがでしょうか?

「淡い」「泡」、「間違った」「街」でかけたり
「夏服の君」「長袖の僕」の対比など、ギミックが効いていますね!
ベボベのつよがり少女「重い思いを~」で喜んでいた僕なので、毎回こんな感じです…

靴、服など、その人自身を表すモチーフは、このアルバムを通してちょこちょこ手を変え品を変え出てきます。
変われない自分、憧れの女の子、という関係は「街について」からずっとあるものです。

サイダーガール2であるこの曲は、続きモノとして「5月」「サイダー」など
CIDER GIRLので出てきたキーワードを継承しています!
お話としても後日談なので、合わせてお楽しみください!
「ビー玉」は名前のない関係に、などほかの曲にも継承されているのは、
このアルバムがサイダーガールとの別れを描いた一枚だからです。

natsumachiの歌詞は本当になよなよしてるけど、熱量があっていいですね。

「振り返り君、その靴を脱ぎ去って、お辞儀してみせた。」
映像的でいいですね!白ワンピ麦わら帽子ガールを想像してください!
CIDER GIRLはみんなの心の中に…

夏休み、エアコンの効いた部屋で四六時中パソコンと向き合って過ごした経験、皆さんはありませんか?
外では一夏のドラマが各地で繰り広げられている中、そいつらと同じ夏を過ごしているとは思えないような時間が、虚しくてたまらなかったり。
「俺の夏はこれからだ!」と思っているうちにあたりは秋模様、なんて悲しい夏を思って書きました。

また、皆さんも忘れられない恋の一つや二つあると思うんですけど、やっぱり僕にもあって。
もう未練というほどのリアリティはないですけど、やっぱり思い出してしまう女の子がいて。
いつまでも過去に生きてしまう自分が嫌で、でもどこかその弱さが愛おしくて、これって人間あるあるだと思うんですけど、いかがでしょう!

「なかった事にする」って、何の解決にもなっていなくて、成功も失敗も噛み締めて次に繋げなければいけなくて、
例え俺以外の全員が忘れても俺だけは覚えているし、
俺が死んでもなかった事にはならないんです。絶対に!

僕は正しい夏を過ごせなかったけど、誰かの幸せは僕の幸せではなかったけど、
すべて乗り越えて、抱えて、生きていきたいと思ったので書きました。
いつか俺も正しい夏が過ごせるように、精進します。

あーあ、カルピスのCMタイアップつかないかな〜!!!



▼イチオシコード進行
サビ
|G|%|B7|%|
|CM7|%|Cm|%|
|Bm7|%|Em|E7|
|Am7|D|

イントロの後半、C#m7-5でハズすとか、Bメロの頭、Fで入るとかちょこちょこ面白いところあるのですが
やっぱりサビのドラマチックさが良いと思ってここをピックアップ!
サブドミナントマイナーであるCmがメロとも絡み切なさを演出!
E7で促進力マシマシ!サビにふさわしいドラマチックな進行ですね!!!
ン〜ナツマチ!!!(スタジオでよくやるナツマチの導入)

「残像、焼きついて離れない!」
himitsu_no_kisetsu

▼himitsu_no_kisetsuについて
プールと銃口の3枚目のCD(APRILMONETとのスプリットを含めたら4枚目)が発売になりました。
今回は季節モノのアルバムです。
僕なりの春夏秋冬と、季節のない
「農民」という曲の5曲です。

世に溢れる数多のボーイミーツガール、その分だけ別れがあって。
どんな物にもどんな人にもいつか終わりはきて、それは必ずしもいい終わりじゃないかもしれない。
墓場まで持ってこうなんて思い出、皆さんも一つや二つは持ってるんじゃないですか?

でもそういう思い出こそ自分を形作る、いい意味でも悪い意味でも重みのだったりするものです。

誰にも言えない秘密の季節。
空気に触れたら最後、あっという間に酸化してしまいそうで、
でも決して忘れてしまいたくないから、誰にもわからないように、アルバムに綴じ込めてみました。

※CIDER GIRLとは、いろんな理想を詰め込んだ妄想の中の女の子のことで、実在の特定の人物ではありません!

▼作曲面について
サブドミナントマイナーやフラットファイブなどでハズす進行を多用したので、みんなコード進行がそこそこ面白いです!
各々の曲紹介のときに要所要所ですが軽く触れます!

春夏秋冬が1カポ、農民だけ3カポです。コピーの際には参考にしてみてください。

テンポも作る上ではBPM180弱くらいの曲が得意なんですが、あえて遅めにしてみたりの努力もありました。
気付くと180超えの曲しかないとかあるので!!!

曲名略称 カポ BPM 実際の調(カポ有りの調)
ナマカン 1カポ 125 Bb(A)
ナツマチ 1カポ 170 G#(G)
影 1カポ 160 G#(G)
ナイフ 1カポ 165 F(E)
農民 3カポ 85 G(E)

ベースのしもちゃんがボーカルをとったり、今までの銃口の延長で、とにかく次のステージに進もうともがいた意欲作です!
バラエティ豊かないいアルバムになったと思います!
末長くよろしくおねがいします!!!!


▼ジャケット・フライヤーについて
描いてくれたのはhnkk(http://hnk-med.tumblr.com)。
忙しい中、メチャクチャいいものを作ってくれました。
銃口のスタンスや雰囲気、このアルバムのコンセプトも、曲が出来上がっていない段階から一生懸命汲んでくれて。
どの曲も置いてけぼりにしない、最高のジャケットになったと思います。
実物を手にとってくれた方はこの最高さわかるよね!
是非音源をパソコンに取り込んだ際は、お手数ですがジャケットアートワークも登録してもらいたいです!
ついでに歌詞も!!!

銃口企画フライヤー
hnkk、レコ発企画のフライヤーも描いてくれました!
めちゃくちゃ可愛いと評判で、いつものフライヤーより手渡しで受け取ってくれる率が高かった気がします!笑
フライヤーって捨てちゃいがちだけど、本当に丹精込めて作ってるので実は!
俺はなるべくかわいいやつ取っとく派なんですけど、そういう人いたら是非コレクションに加えてほしい!
まだちょっと手元にあるので、欲しい人はいってください!

彼女は本当に真面目でひたむきでセンスに溢れる人です。
同い年だけど、僕は前から憧れていたところがあって、
こうして一緒にものがつくれて、嬉しかったなー!
ご覧の通りのいい仕事するので、何かあったら彼女に頼んでみてはいかがでしょう!

ちなみにジャケットもフライヤーも文字入れだけ僕がやりました。
フォントのセンスとかは俺仕様なのでご留意ください…

▼ミックス・マスタリングについて
ミックス、マスタリングは名義は手違いで僕で印刷しちゃったんですが、2ndに引き続きミックス補助とマスタリングエンジニアとしてnowaybeatこととっくん(https://nowaybeat.wordpress.com/)!

俺の苦手なベース、ドラムの低音周りの処理と、マスター作業を担当してくれました。
前回より短期間で土壇場の作業を強いてしまったのですが、前作を超えるいいものにしていただきました。
素人が作ったとは思えない出来ですよね!!!
音圧迫力しっかりあるし、良すぎる…

レックから発売まで2週間ほど、とっくんにミックス処理の協力を仰いだのがレコ発2日前という馬鹿しか思いつかない最悪のスケジュールの中、ここまでいいものにできたのは本当に彼の実力と優しさのおかげです…
俺がこんなバカみたいなスケジュールにしなかったらもっと良いものにできた、とお怒りでしたし、まだまだこんなもんじゃないです彼の実力は!笑

とっくん、無駄にスペック上げたモンスターPCを持て余しているので、ミックスやマスタリングについてお困りの際は是非お仕事回してあげてください!笑

▼バンドメンバーについて
そして、一番お世話になったのはほかならぬバンドメンバーのしもちゃんとたなじゅん。
彼らとは高校のころからの付き合いで、今もこうして一緒に活動しているのだからもう6年とかになるのかな?
毎回毎回俺の無茶振りに堪え、力を貸してくれる二人。
しもちゃんじゃなかったらこんな曲歌わせてないし、たなじゅんじゃなかったらこんな曲書いてないので。
いつもありがとう。もっといい景色を見せてやるぞ!

でもこのCDでやっと「銃口=俺」から「銃口=この3人」という風に広げられた気がするんです。
だからこそ、たなじゅんが7/27企画に出れなくなったことは悲しかったです。
企画は3人でやれなかったけど、このCDはこの3人で作った立派な作品だから、たなじゅんがいない間もこの作品を少しでも多くの人に聴いてもらうべく、頑張っていきます。
皆様、よろしくおねがいします!


本当にいろんな人のおかげで完成したCDです。
あなたにとっても大切な一枚になりますように。