女性週刊誌だからなのか時々変な安全保障論が乗る。
馬鹿だなあ・・・と言っているうちは何でもないが、真に受ける人がいると有害なので容赦なく叩き潰すことにする。
「むしろ核攻撃されるリスクが高まる」高市政権で浮上する非核三原則“見直し”に専門家が警告(女性自身) - Yahoo!ニュース
>「核を持ち込めば、むしろ攻撃対象になるリスクが高まる」
日本は高度に発達した工業国家なので、核兵器が無い方が核攻撃を受ける確率は高まる。
何故か?
例えば台湾有事が発生し、支那とアメリカ+台湾が戦い支那がフラフラになったとする。
その時、隣に高度な工業国家があれば「ひょっとして、あいつ等・・・・」という懸念は平和ボケしていない外国の指導者ならば抱き得る感覚なのだ。
だから「予防的に一発二発食らわしとくか」という気になっても不思議ではない。
「どうせ相手は反撃できない」と思えばこの決断はいとも簡単だろう。
プーチンは平和ボケしていないから北方領土周辺で軍事演習をしたり、艦船を周回させたりしている。
ウクライナとの戦争でフラフラになっていても、「油断はしてないぞ」という威嚇を忘れないのだ。
だからと言って江戸時代の日本に戻れるかと言ったら無理だろ。
上に掲げた専門家とやらの論点を整理すると
① 核持ち込みは日本を攻撃する口実に成り得る。
② 貿易を盛んにし、互いが損をする環境を作れば戦争は抑止される。
③ 自治体の非核宣言を広めること。
なんだそうだ。
①については、
アメリカの核を持ち込んでいれば、日本に対する核攻撃は「ひょっとして俺たちの核を狙ったのではないか?それが外れて東京か横浜に落ちた。でも狙いは横須賀か横田だったのではないか?」とアメリカは疑うだろう。
つまりアメリカと核の投げ合いをする覚悟なしに日本に対する核攻撃は出来ないという理屈になる。
アメリカと核の投げ合いをしようとする国が地球上にあるだろうか?
核の傘を確からしくする為には持ち込んでおく必要がある。
実際、1960年代F102デルタダガー・F106デルタダートという戦闘機が横田基地に配備されていた。
この戦闘機はソ連の爆撃機が核爆弾を搭載して侵攻してくれば、核弾頭の対空ミサイルで一網打尽にするのが任務だった。
その頃は横須賀に寄港する艦船には核兵器が搭載されていたからだ。
この時代には核の傘は今より確かに存在した。
核の持ち込みを容認すれば(アメリカがOKというかは別にして)日本は確かに安全になる。
②については、
貿易関係が戦争を抑止した例は残念ながら無い。
②が本当なら大東亜戦争は起こらなかった事になる。
当時日本の最大の貿易相手国はアメリカだったし、屑鉄や石油も同国から買っていた。
ヨーロッパだって同じだ。
ドイツに石油を売っていたのはソ連だ。
なぜ独ソ戦が起きたのか?説明できないだろう。
③については、
何の効果もない。
地方へ行くと「非核都市宣言」なんて看板が立っているのを見かけることがある。
だからと言って相手国が戦争を諦めてくれるだろうか?
ちょっと考えれば解りそうなことだなwww
支那が「非核国を核攻撃しない」と言ったというがどれほど信用できるか?
先に揚げた通り我が国は高度に発達した工業国である。
ならば・・・・・
「日本は潜在的核保有国(6か月以内に核武装できるという意味)なので非核国とは言えない」と前言撤回して核攻撃してくるかも知れない。
相手国の善意を当てにして安全保障を考えるのは安全保障とは言えない。
こちらが民間人を攻撃しなければ相手も民間人を攻撃しないだろうという相手国の善意を当てにした結果が広島・長崎の核攻撃と東京を始めとする各地への空襲だったのではないか?(攻撃目標は民間人)
その愚を繰り返すというのだろうか?
>だからこそ必要なのは、「責められる口実を与えないこと」。
「屁理屈と膏薬はどこにでも付く」ので、「攻めてきたら痛い目を見るぞ」という体制を整えておくことが望ましい。
>「一度戦争を始めれば、終わらせることは非常に難しい。そして犠牲になるのは国家ではなく、そこで暮らす国民、とくに若者なのです」
始めるのは我が国ではない。金持ち喧嘩せずが世の中の真理だ。
だが始まってしまうと若い奴から先に犠牲になるのは事実だ。
確かに終わらせるのは非常に難しいのだが、今それを痛感しているのはプーチンだろうねwww
戦争にならないように核兵器は自前で持つのが理想だ。
核兵器が戦争を終わらせたのは朝鮮戦争を始めとして幾らでもあるし、大国間の戦争が起きなかったのは核兵器が重しになっていたからだ。
平和が良いなら「核武装する」一択だと思うぞ。