人生のオリンピックに敗者はいない

いるとすれば、挑戦しなかった人

だけである。「100%力を

出し切った」人は

全員が人生の金メダルなのだ。

と言われています。

 

ピエール・ド・クーベルタンも

「人生で最も大事なのは戦う事である

本質的には”勝ったこと”ではなく

けなげに戦った事である」

と述べています。

 

およそ130年前

近代5輪の第1回大会が

開催されたギリシャのアテネ。

1896年4月6日

記念すべき第1回大会が

ギリシャのアテネで幕を開けました。

 

14ヶ国241人の選手が

参加したとされる大会は

10日間で10を超える種目が

実施されました。

花形である陸上はアメリカが

圧勝します。

 

マラソンはアテネの競技場まで

40キロ

陸上で振るわなかったギリシャは

マラソンに最後の望みを託します。

 

だが後半に入っても

前を走るのは他国の選手ばかり、

観衆の間にあきらめムードが

漂う中で、残り7キロで

レースが動きます。

ギリシャの選手が先頭に

躍り出たのです。

 

彼の名はスピリドン・ルイス。

無名の羊飼いの若者でした。

牧場で着る素朴な服装の

まま、出場し、優勝し

一躍国民的英雄となりました。

 

名もない羊飼いの青年は

走りに走りました。

各国の名高いランナーを

次々に追い抜いていきます。

ただゴールだけを見つめて

前へ前へと走りました。

 

運動能力だけでもない

技術のみでもない

彼は「精神の力」で

勝利しました。

一人の青年の勝利は

ギリシャの民衆に

計り知れない自信と勇気を

送りました。

 

マラソンが

「オリンピックの華」と

うたわれるようになったのは

この感動のドラマが

あったからこそです。

 

挑戦し、挑戦し

100%の力を出し切った人

は皆人生の金メダリストなのです。

 

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