202306-415:期待を外すこと | 団塊世代の"愚考にため息"

団塊世代の"愚考にため息"

ふと思い出す過去の出来事と後悔。次々と、浮かんでは消えていく愚考を書きとめていけば、いつかはネタ切れになるはず。きっとその後は、良き日々の思い出だけが浮かんでくるにちがいない。


A案:
営業会議で職場長がねちねちと目標未達の経緯について議論を続けています。
そこで平常時は穏健な部下が机を叩いて感情的に異議を唱えました。
部下の物理的な実力行使を上司は異常事態と考え不安と危険を感じ話題を変えました。

B案:
経営会議でボスはときどきカツを入れるためにお約束のパフォーマンスをします。机を叩き大声で部下の失策を批難し教育的指導をしかけます。机を叩かれ大声で叱責された部下は萎縮して神妙な態度をとります。これでボスは上下関係、支配と被支配の関係を確認して納得します。
実力を蓄え下剋上を企む部下は、ボスに大声で机を叩かれたときに反応しません。まるで、晩年の清原選手がデッドボールを受けたときに不敵に投手を睨みつけるような所作です。お約束のパフォーマンスが不発に終わったことでボスは力関係が変わっていることを知ります。