202303-360:昔々 マイカーマイホーム時代がありました | 団塊世代の"愚考にため息"

団塊世代の"愚考にため息"

ふと思い出す過去の出来事と後悔。次々と、浮かんでは消えていく愚考を書きとめていけば、いつかはネタ切れになるはず。きっとその後は、良き日々の思い出だけが浮かんでくるにちがいない。


団塊の世代はマイカーマイホームがお約束の高額消費財でした。
一億マイホーム時代、当時の姻族がつぶやきました。
「持ち家か賃貸かで、商いの信用が違う。持ち家でないと取引先に信用されない。」
身内からの強い勧めで住宅購入した血のつながりのない姻族は、その後の不動産神話崩壊と繰り返される景気後退と残業代消滅や3年続いた疫病感染不況で苦労したことでしょう。

他人の意見を聞かないというわけではありませんが、100%自分が負うリスクは100%自分のタイミングで意思決定しないと後悔します。幸いにも、「借りられる額と返せる額は違う」とか「働き方改革で残業が激減してローンが払えない」とか「リストラ、転職、投資失敗」などという失敗事例は他山の石。二度の大震災と何とかショックとか複数回の世界同時大不況でその都度蓄えを吐き出しながらも、一度も債務返済地獄を見ることなく暮らしてきました。
他人事だと平常心で口にすることができたというのは間違いなくラッキーであります。健康寿命の上限に達し、主治医もいなければ負債もありません、遺す資産もありません。無借金が財産といったところであります。
最後の10秒が幸せなら、それが最高の人生であるという経営者がいました。
その時、脳が壊れていなければ、幸か不幸かの違いがわかるかもしれません。
カウントダウンは突然始まります。含み益が膨らんでいるうちに欲張らずに利益確定をして淡々とカウントダウンを待つのがちょうどいい良運かもしれません。