202301-350:大きなことは些細なことから始まっている | 団塊世代の"愚考にため息"

団塊世代の"愚考にため息"

ふと思い出す過去の出来事と後悔。次々と、浮かんでは消えていく愚考を書きとめていけば、いつかはネタ切れになるはず。きっとその後は、良き日々の思い出だけが浮かんでくるにちがいない。


ベンチャー企業は小さく初めて大きく育てるのが王道と二部上場したソフトウェア会社のCEOが非寛容の宗教集団のお題目のように唱えていました。

最近読んだ脳科学者の本の一節に、「脳には作業興奮という性質があって、やり始めるとそのままやってしまう」性質があるとありました。大きなことをしようと思うとなかなか動けませんが小さなことだと敷居が低くなります。脳のこの性質を利用してやろうと思っていることを20秒だけやってみるとしばらく続いてしまうとのことです。
昔フルサイズのキャデラックに載っている頃、垂れ流しの燃料節約になることを期待して、高速道路では120KM程度まで上げたあとニュートラルにして80KM手前まで惰性走行で燃費抑制を狙いまたゆっくりアクセルをふかして速度を上げるを繰り返していました。実際に燃料がどれだけ節約できたか忘れました。車が重いので走り出したら止まらない弱点を逆手にとった手口です。

何はともあれ、やり始めたらすぐにはとまらないという脳の作業興奮の性質は、小さく始めて大きく育てるベンチャー精神に通じます。そして大きなことは実際には些細なことから始まっているというのも良く聞くサクセスストーリーの一節であります。