202208-263:危ない一瞬 | 団塊世代の"愚考にため息"

団塊世代の"愚考にため息"

ふと思い出す過去の出来事と後悔。次々と、浮かんでは消えていく愚考を書きとめていけば、いつかはネタ切れになるはず。きっとその後は、良き日々の思い出だけが浮かんでくるにちがいない。


台風8号は東京で大して悪さをせずに通過したようです。火山噴火・地震・土石流など有事の際に、命からがら逃げだしたという話が昨今よく報道されます。
命が助かっただけで満足すべきですが、やはり、助かるとカネで買えないモノを含めた貴重品に対する諦めきれない切なさが次第に膨らんできます。
自分なりの学習経験は、走水か城ケ島の荒磯で、同行の父の友人が釣竿を落とした時です。あの時、父の友人は波が引いた時に竿を拾おうとしました。それを父が止めました。当時はライフジャケットが普及していなかったので、冬の磯で波にさらわれたら命の危険がありました。磯釣りでは複数の竿と仕掛けを持ちこむので、代わりの竿はあるので当日の魚釣りには支障がないのですが、本人にとっては、目の前にある竿とリールが深場に持っていかれるのを口惜しく思っていたにちがいありません。
身の安全を優先した父の言動は、その後の自分の人生の分岐点で「何を優先すべきか」ということを思い出させてくれています。